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Day4:ニェラムで高所順応その1
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5月21日。
朝方暗いうちに目が覚め、寒さに震えながらホテルの外に出ると、空には満天の星が輝いていました。
・・・そして、夜が明けて少しずつあたりが明るんできて、ようやく自分達がどんなところに来たのかが分かりました。
上の写真は私達の泊まったニェラム・ホテルです。

私達のいるところがすでに3,700mですから、見回している山々は低くても4,000m以上ということになります。
日本ではありえない風景は、圧巻でした。

部屋に戻って瞑想でもしようかと座りましたが、空気が薄いためか頭がぼーっとして、眠気が襲ってきます。
結局二度寝をして、7時からアーサナ(ポーズ)を1時間ほどしました。
しかし、この時も眠くて眠くて、シャバ・アーサナ(仰臥のリラックスポーズ)をしていたらまたまたいつの間にか眠ってしまっていました。

a0118928_10313753.jpg8:30~朝食。

ホテルの隣にある食堂に入り、同行してくれているネパールのコックさんの作ってくれた朝ごはんをいただきます。

食事の前に、血圧と血中酸素濃度を計ります。
これらの計測はこの日から毎日朝夕の食事時に行い、同行してくれているドクターに報告するのが日課になりました。

この日の朝食はおかゆと食パン、それに私達メンバーがそれぞれ持ち寄ったお漬け物でした。
温かいおかゆが、嬉しいです。

旅行中の食事はベジタリアンだったので、体力を必要とする高所で栄養失調にならないよう「とにかくミルクを沢山飲んでね」と先生からお達しがあったので、食後にはたっぷりの粉ミルクをお湯に溶いて、お砂糖を入れてホットミルクにして飲むのも、日課になりました。


a0118928_10584621.jpg10時からは、高所順応トレーニングの為、近くの山へトレッキング。

ホテルのまわりの住宅地を横切って、山へ向かいます。

チベットの人たちは顔立ちも性格もどことなく素朴な感じです。

「タシデレ(チベット語でこんにちは)」と挨拶をするとはにかみながら、でも素敵な笑顔で返してくれます。

また日に焼けた浅黒い肌に、すこしくすんだ色合いの民族衣装がとてもよく似合います。



さて、山のゆるやかな傾斜を登り始めますが、これがものすごくハード。

a0118928_11104730.jpg酸素が薄いので、ただ普通に歩いているだけでも息切れがするのに、山を登るとなるとものすごくゆっくり歩いていても50mを全力疾走した後のようにゼーゼーと荒い呼吸になってしまいます。

日本で低酸素トレーニングを受けたミウラドルフィンズでも何度も言われましたが、高山ではとにかくゆっくり進むこと。

走ったらだめ、その他にもパッと体を起こしたり振り返ったりすると、体が急激に酸素を欲するので、高山病になりやすと学びました。

合言葉は「ビスターリ、ビスターリ」。
“ビスターリ”とは、ネパール語で「ゆっくり」という意で、一緒に同行してくださっているネパール人のポーターさん達がいつもいつもそう声をかけてくださいました。

a0118928_11223752.jpgそんな風にして、休み休みなんとか目標地点にまで到達しました。

ヒマラヤ山脈が迫り、絶景です。

山の名前を尋ねますが、ヒマラヤでは5,000~6,000m級の山々は普通なので、名前のない山が多いのだとか。


a0118928_11285533.jpgコックさんが朝早くから作ってくれたおにぎりのお弁当を食べ、その味も絶景を前にして格別です。

下山した後は、街のお風呂屋さんに行きました。

お風呂は大きな木の桶にお湯を入れ、その中につかるのですが、30分の制限付きでなんと100元(日本円で約1,500円)。

こんなチベットの山間の町で100元とはものすごく高額で(外国人価格です)、中国人の商売魂に「やられた~」という感じでしたが、前日体を洗えず、しかも寒くて乾燥したチベットにいた私達は、100元という金額は全然惜しくないほどお風呂を求めていました。

温かいお風呂は「極楽」の一言。
30分のうちに超特急で洗濯も済ませました。

お昼間はお天気だと少し気温も上がりますが、午後になると急に風が強くなり気温も下がり始めます。
就寝時にはとにかく風邪をひかない様に、お布団の中に寝袋を入れてその中に入り、耳まで隠れる帽子をかぶり、乾燥防止に濡れガーゼを口に当ててその上からマスクをし、眠りにつきました。

日本では当たり前と思っていた、食べ物やお風呂のありがたみをかみ締めた1日でした。


(つづく)


sachie
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# by ramram-yoga | 2010-07-10 08:11 | チベット聖地巡礼2010 | Comments(0)
Day3:チベット自治区へ
5月20日、いよいよカトマンズからチベット自治区へ入ります。
4:45に起床して、荷造りをしました。
チベットに入ってからの移動手段はランドクルーザーで、ほとんどテント暮らしの毎日になるので、スーツケースや買い込んだお土産など不要なものはカトマンズのコスモ・トレック社に全て預け、必要なものだけ持って行きます。

a0118928_1903798.jpg必要なものだけ、といっても、極寒のチベットに持っていくものは結構たくさんあります。

去年チベットに行かれた先輩のY子さんに「とにかく、持っていこうかどうか迷ったもの持っていった方がいいよ!」と助言をいただいていたので、あれこれ詰め込みました。

分厚いダウン、その下に着る薄いダウンの上下、フリースなどとにかく防寒着がたくさん、それに大量のホッカイロ、懐中電灯やトイレットペーパー、洗面器など大きなダッフルバックにパンパンに詰め、その上に寝袋をのっけて一人分です。

ダッフルバックはヨーガ・ニケタンの特注で、聖音のアウンと「YOGA NIKETAN」という文字が入っています。
欲しい!と思いましたが日本であんな大きいダッフルバックを使うことってないですよね・・。
しかも、旅を終えたときにはこのダッフルバックは何箇所か破れてぼろぼろになっちゃいました。

この荷物、女の子が一人で運ぶのはちょっと重いです。
旅行中ほとんど、ネパール人のポーターさんやチベット人のドライバーさんが運んでくださいました。


a0118928_19164958.jpg朝食を済ませ、7時にバスに乗り込みシャングリラ・ホテルを出発しました。

シャングリラ・ホテルはカトマンズのホテルの中でもいいホテルで、スタッフの人も温かいし雰囲気も良かったです。

さてこの後、次に「ホテル」と呼べるようなところに宿泊できたのは3週間後、チベットのシガツェという場所についてからでした。

その頃には私達も大分たくましくなり、トイレが水洗だったりペーパーが設置してあったり、シャワーでお湯が出たりすることのありがたさが身に染みるまでになっていたのでした。


・・・カトマンズを出ると、風景はまもなく山ばかりになり、バスはくねくねと山間を走りながら高度を上げていきます。

a0118928_1929385.jpg走ること5時間あまり、急にあたりが活気付いてきました。

中国(チベット自治区)の国境近くです。

ちょうどお昼の時間になっていたので、ネパール人のポーターさんが準備してくださったおにぎりのお弁当を食べ、いよいよ国境へ。

外国人がチベット自治区へ入るにはいろいろと制約があり、現在はインドからは入ることができません。

しかも、余計な物(特にチベット解放を謳った文章が書いてある印刷物などは絶対にタブーらしい)を所有していると入国が許可されない場合もあるので、私達一行にも緊張感が走ります。


a0118928_20515976.jpg左の写真は国境の橋です。

橋を隔てて左がネパール、右がチベットです。

まず、私達はあの橋の真ん中に引いてある国境の白い線の前に、一列に並ばされ、一人ずつ国境を越えて入国審査へと進みます。

入国審査では荷物の中までいろいろと調べられ(といってもちょっと適当な感じもしましたが)、無事全員審査をパスしてチベット入りを果たすことができました。


a0118928_205744.jpg右の写真は、チベット側から見たネパールです。

入国審査の建物を出てすぐのところで、ランドクルーザーが緊張から解放されてホっとした私達を出迎えてくれました。

ランドクルーザーに乗り込み、いざ宿泊所のあるニェラムへ向けて出発。

対岸からは、今回はチベットに入れなかったインド人ガイドのアニールさんが、私達が見えなくなるまでずっと手を振り続けてくれていました。


a0118928_2151587.jpgチベットに入るとガラッと雰囲気が変わり、中国っぽい。

ランドクルーザーでしばらく走ると、小さい街に到着。

その街のレストランで中華料理のような夕食を食べ、再びニェラムへと出発しました。

夢にまでみたチベットに今いる感動をかみ締めながら車に揺られ、大分経ったでしょうか。

細い道のせいかものすごい渋滞に巻き込まれて、ようやく車が順調に走り出した頃にはあたりは真っ暗になってきました。

道はいつの間にかガタガタ道になり、おまけに雨まで降り出しました。

そして・・・寒い。
ダッフルバックの中からダウンの上下を引っ張り出して着込みました。

a0118928_21121264.jpgやっと宿泊所に到着したのは、23時をまわった頃でした。

標高は富士山の頂上と同じ、3700mです。

宿泊したのはニェラム・ホテルというところでした。

トイレはかろうじて水洗でしたが、お湯もシャワーも無し。

体を洗いたかったのですが、とてもじゃないけど無理。

寒くって冷たいので顔を洗うのが精一杯。
ひゃ~これじゃ、もう体を洗うのは当分無理なのかなぁ、無理に洗ってかぜをひいてはいけないし・・・。
とかあれこれ考えていましたが、そんな考え事をよそに、よっぽど疲れ果てていたこともあって布団に入ると瞬く間に眠りに落ちていきました。



(つづく)


sachie
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# by ramram-yoga | 2010-07-09 13:24 | チベット聖地巡礼2010 | Comments(2)
Day2:カトマンズ1日観光
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5月19日。
前の日にぐっすり寝たためか、5時40分起床。
同室のY子さんと早朝のカトマンズ市街を少しお散歩しました。
7時くらいから八百屋さんやチャイ屋さんが開いていて、カトマンズの朝は結構早いです。

a0118928_22435576.jpgホテルでビュッフェスタイルの朝食をとった後、9時からカトマンズ1日観光へ繰り出しました。

まずはダルバール広場という、旧王宮や寺院に囲まれたカトマンズの中心部へ。

寺院が立ち並び、そこに集まる観光客目当ての物売りさんたちもたくさんいて、とてもにぎわっていました。

右の写真は、寺院でお供えをする花の飾りを作っている女の子。

インドでもこんな光景をよく見かけましたが、こちらではお花をこんな風につなげてお供えすることが多いようです。

お供えにお花が使われるのは、世界共通ですね。


お次はボダナートというネパール最大の仏塔が建つ、チベット仏教の巡礼地へ。
ど~んとど真ん中に、ブログの一番上にある写真のようなストゥーパ(仏塔)がそびえ建っています。

チベット仏教では、ブッダはあんな感じです。
日本と大分違います。

a0118928_2250418.jpgその次にはスワンヤンブナートという、ネパール最古の仏教寺院にも行きましたが、そこにもあのような仏塔が建っていました。

その仏塔の周りには、左の写真のようにカラカラと回るものがたくさんついていて、巡拝に訪れた人たちはこれを回しながら仏塔の周りを回ります。

これは「マニ車(ぐるま)」と言って、車の周りにお経が書いてあり、それを回すとお経と読んだのと同じことになるのだそう。

チベット仏教の人たちは、今生で徳をできるだけ積むのに熱心で、片手で持てる小さい版マニ車を持って四六時中回している人たちもチベットでよく見かけました。


a0118928_22563799.jpgさて、カトマンズ観光は午前中で終わり、お昼はみんなで「古都」という日本料理やさんに行き、うどんとお寿司を食べました。

午後はフリーで、ぷらぷらとバザールを見てまわりました。

あちこちで、自転車にたくさんの美味しそうなバナナやマンゴーなんかのフルーツを乗せて、売り歩いている人たちがいます。

写真を撮っていると、「撮るだけじゃなくて買っていってよ~」と気さくに声をかけてくるマンゴー売りのおじちゃん。

どこかみんなのんびりしているところが、いいです。

さぁ、観光モードは今日で終わり。
明日からいよいよ、待ちに待ったチベットです。


(つづく)


sachie
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# by ramram-yoga | 2010-07-08 15:52 | チベット聖地巡礼2010 | Comments(2)
Day1:日本→カトマンズへ
学会発表も終わり、やっと少し落ち着いたので、ぼちぼちとチベット滞在記をUPしていこうと思います。
毎日日記を書いていたので、それをもとに、今回はできるだけ詳しく書いていけたらな、と思いますのでもしよかったら、お付き合いください^^


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5月18日の現地時間正午過ぎ、日本よりバンコクを経由してネパールの首都カトマンズに到着。
ラマ僧の姿もちらほら見え始め、一気にネパールモード。

a0118928_152243100.jpg気温は20℃半ば~後半くらいの、少し蒸し暑い日本の夏と言った感じ。
迎えに来てくれていたバスに乗り、カトマンズ中心のシャングリラホテルへ向かいます。
カトマンズ・・・インドまでとは行きませんが、かなりの喧騒です。
顔ぶれは、まさにインド!って感じの人もいますが、私たちに似た親しみやすい面持ちの人もいます。

到着後、15時~今回お世話になったトレッキング会社コスモ・トレックの前の広場にて、グル・プージャ(護摩供養)を行いました。
今回の旅の安全と修行の成就を祈ってのグル・プージャ、その後も旅の途中で何度も何度も行いました。


a0118928_15293248.jpgその後は夕食までフリータイムだったので、少しカトマンズの街を散策。
大通り沿いに歩きますがなにしろすごい車とバイクの量。
喧騒と舞い上がる砂埃のせいで少し歩いていたら疲れてきますが、好奇心がそれを上回っていろいろと歩いてまわってみました。

雑貨屋さんや食べ物屋さん・・どの店も面白いのですが、一番面白かったのがやっぱりアクセサリー屋さん、それとペーパークラフトのお店でした。
とくにペーパークラフトのお店には結構かわいいカレンダーやノートがたくさん売ってあって、それがとてもいいお土産になりました。


さて、ネパールはすでに標高1000mを超えたところにあります。
早速今日から合流したネパール人ドクターからダイアモクスという高山病予防の薬をもらい、メンバーはみんなその日から1日3回半錠ずつ服用を始めました。
あと、高所では消化が悪くなるので、胃腸薬も併せて服用を開始。

近くのレストランで軽く食事をした後ホテルに帰り、とても疲れていたため22時ごろには気が付いたら眠りに落ちていました。

(つづく)


sachie
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# by ramram-yoga | 2010-07-07 15:11 | チベット聖地巡礼2010 | Comments(0)
摂食障害の人・そのご家族が対象のヨーガ・セラピー
今日は、神戸市東灘区で始まったばかりのヨーガ・セラピークラスのご紹介です。

a0118928_8353779.jpg摂食障害の人・そのご家族が対象のヨーガ・セラピーです。

クラス情報に加え、講師の木村麻美さんの、読むだけでほっと心が温かくなるようなブログです。


摂食障害は、その症状が作り上げられる背景に長い長い年月積み重ねてきたものがあるため、すぐに治るものではありません。

自分の思うようにならないことの繰り返しに「なんで、なんで!?」と怒りと落胆ばかりの時もあります。

でも、私は最近、自分の身に起こる問題や障害っていうのは、天からいただいたプレゼントなんだなぁと思います。

人生をより豊かに、鮮やかに彩ってくれて・・・順調にいっているときには見えなかった風景が、見えてきます。

自分を少しは成長させてくれた「問題」に、心からありがとう、と言いたいです。
そして、これからやってくる問題を、歓迎できる自分でいたいと思います。

興味のある方は一度、是非参加してみてくださいね。



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# by ramram-yoga | 2010-07-06 08:54 | YOGA | Comments(2)