Ram-Ramのホームページはこちらをクリックして下さい
Day17:再びマナサロワールへ
6月3日。
6:00ベッドティー。
6:30~8:00ティルタプリ最後のヨーガ行を行いました。

ティルタプリには3泊し、ゆったりと滞在を味わうことができました。
今日は、カイラスに1日早く移動したために滞在が短縮されたマナサロワールへ、もう一度向かいます。

道中、カイラス山が朝日に照らされて姿を見せました、それまで見た中で一番きれいなカイラスでした。
a0118928_2211699.jpg


そして、マナサロワールの隣にあるランガクツォ。
a0118928_22113627.jpg

通称「悪魔の湖」と呼ばれているそうで、大勢の人が沐浴に訪れるマナサロワールとは対照的に、誰一人として湖のそばにいませんでした。

車に同乗していたNさんだけが果敢にも湖まで降りていき、聖水ならぬ悪魔の水(?)を汲んで来られました。
ネパール人のポーターさんは「飲んだら死ぬかも笑」と冗談で言っていましたが、悪魔という強烈な名前がつくのが分かるほど、あまりにきれいで言葉を失ってしまうほどの湖でした。

a0118928_2214158.jpg19時にはマナサロワール湖に到着。

「こんな機会はめったに無いから」と、マナサロワール湖とはためくタルチョをバックに、一人ずつヨーガのポーズを撮って記念撮影。

ものすごい暴風でしたが、何とか撮影終了。


夕食後、夕日を見にマナサロワールの湖畔まで歩いていきました。
やっぱりなぜか、この湖に来ると祖母を感じます。
祖母が両手を広げて「おいで」と言ってくれているようで、大きな懐に抱かれているような気がして、涙が止まりませんでした。
a0118928_22122364.jpg

マナサロワール、願わくば生きているうちに是非もう一度訪れたいです。
そしてカイラスも、もう一度。


(つづく) 


sachie
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]
# by ramram-yoga | 2010-07-23 22:13 | チベット聖地巡礼2010
Day16:聖地ティルタプリにて その3
a0118928_1720484.jpg
6月2日。
6:00ベッドティー、
6:30~9:00ヨーガ行。
いつものごとく、だるまさんのように着ぶくれした私達が集まり、まだ夜空に星の輝く頃からの行スタートです。

今日のスワミの講義は、怒りについてでした。
怒りとは無知から生じるものであり、未熟さから生じるものである。
私達をアートマン(真我)から遠ざけるのは怒りであり、内的心理器官を制御しようとするのに一番のキーとなるのは怒りなのだ、と。

今回の瞑想で、私は日々、自分が想像以上に怒りの感情を持っていること、そしてその怒りの原因はきわめて自己中心的であることに気づき、愕然としてしまいました。
こんなにも私は自分がかわいく、自分を守ろうとしているのかと・・・。
いや今までうすうす気づいてはいたけれど、自分のレベルがこんなにも低いとは今まで認めてこようとはしなかったのだと思います。

ショックではありましたが、今の自分の立ち位置とこれからの課題を与えていただいた気がして、すがすがしい気持ちで嬉しくもありました。

その後朝食時に、大先輩のKさんがニコニコと私に声をかけてくださいました。
「自分がかわいいのは誰もそうよ。
 それを分かった上で、周りの人を理解して、調和していったらいいのよ
 これからの成長を、見守っているわね」


a0118928_1722988.jpg今回一緒にこのチベットの地に行ったメンバーのみなさんとは、もう家族のようなつながりを感じるまでになっていました。
しかも、ヨーガの大先輩の方々ばかり。

穏やかで、慈愛に満ちていて、清らかな光を発しているような先輩方と、この修行を共にさせていただいたことは、私にとってとても幸運なことでした。

私も、がんばればいつか、あんな風になれるのかな・・・なんて、淡い期待を持ってしまいます。


右の写真は、ティルタプリに沈む夕日。


(つづく) 


sachie
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]
# by ramram-yoga | 2010-07-22 22:16 | チベット聖地巡礼2010
Day15:聖地ティルタプリにて その2
6月1日。
4:45起床、6:00ベッドティー。

6:30~9:00ヨーガ行。
今日のスワミの講話は、ヨーガのヤマ(禁戒)・ニヤマ(歓戒)を守るよう努めていれば、思いと行動が食い違うようなことは減ってくる、というような内容でした。
そして、人間という肉体を持ち限定された存在は完全にはなり得ないということ。
完全ではないなりに、日々教えられたことや学んだことを、日々きちんと確かめてから自分のものにしているかどうか、について瞑想を行いました。
a0118928_16382930.jpg

午後からは、女性のラマ僧が修行していたという洞窟がキャンプ地から歩いてすぐのところにあったので、そこで瞑想しました。
すぐに瞑想状態に入れましたが、入りすぎたのか(?)、しばらくすると眠気に負けて眠ってしまいました・・・。
またとないとてもいい場所だっただけに、これはとても心残りです。

a0118928_16473791.jpgさて、瞑想の後は、楽しい楽しいお風呂タイム。

めいめいに洗濯をしたり、足湯をしたりで、ゆったりと過ごしました。

この温泉には湯の花が沢山あって、固まって石のようになったものをチベット人のドライバーさんもネパール人のポーターさんも、探し出してはお土産に持って帰っていました。

a0118928_1653669.jpgこちらは、ネパールスタッフ陣のリーダーである、カイラさん。

湯の花を全身に塗りたくって「オーム ガネーシャエー ナマハー」とガネーシャ神を祈って大真面目なようですが、実は周りで大爆笑しています。

夕食後解散してからは、スタッフの皆さんとバレーボールをして遊びました。

4,000m超えているところで思いっきり飛んだり跳ねたりしても、苦しいだけでなんともありません。

大分、体が高所に順応してきていたのだと思います。

ティルタプリでは「よく食べ、よく寝、よく遊び、よく修行した」、という感じです。


(つづく)


sachie
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]
# by ramram-yoga | 2010-07-21 16:37 | チベット聖地巡礼2010
Day14:聖地ティルタプリにて その1
5月31日。
28日間のこの旅も、折り返し地点となりました。
a0118928_984855.jpg

4:45起床、6:00ベッドティー、6:30~9:00ヨーガ行を行いました。

ここ聖地ティルタプリでのヨーガ修行は、このチベットを訪れる一番の目的でした。
この地は、私達の師匠であり今は亡きスワミ・ヨーゲシヴァラナンダの師匠であったアートマナンダ大師が修行をされていた場所です。

a0118928_9535097.jpg今日のスワミの講話は、言葉の暴力についてでした。

もし自分を傷つけるような言葉や侮辱するような言葉を言う人が現れたら、その人を歓迎しなければならない。

その人は、自分の欠点や未熟さを気づかせてくれる、いわば光を与えてくれる人、なのだ。

また、こちら側は敵対心を持って攻撃してくる人に対して、言葉の上での暴力を奮ってはならないだけではなく、心の中までも暴力的な考えを持たないように制御しなければならない。

このような教えは私にとってとてもタイムリーであり、普段の自分の言動を瞑想で振り返りました。

11時過ぎからプージャ。
すぐ右上の写真がプージャをする時のアグニ(火)と、奥の写真はスワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師です。

a0118928_1056234.jpg昼食の後、15時頃からは温泉タイム。

なんとこのティルタプリには、天然温泉が湧いているのです。

温泉の周りは視界をさえぎるものが何にもないので、ポーターさんたちが小さいテントをいくつか建て、お湯を汲んできてくださいました。

テントの中で1人20分ずつ体を洗いました。

結構冷たい風が吹きこむ中大急ぎのお風呂タイムでしたが、何しろ1週間ぶりのお風呂で、天にも昇るような気持ちよさでした。

その後も、ポーターさんたちが温泉を掘ってバスタブを作ってくれたので、そこでみんな子供みたいにはしゃぎながら、足湯や洗濯などをしました。

a0118928_114264.jpg中には、すっかり首までつかっている方々も・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・


楽しく気持ちのいいひと時の後、6:00~瞑想タイム。

今朝にひきつづき、お師匠様の講話のテーマは「感情の制御」についてでした。

この瞑想では、私は数日前から自分に出てきた問題と向き合いながら祈るようにして座っていました。

突然、どーんと、言葉が胸に響いてきました。
見えていた白い光が目の前いっぱいに広がり、優しく私を包み込んでいました。
あれはきっと、お師匠様だったんじゃないかな、と思います。
まるで目の前に座っておられるかのように、スワミジの存在を感じました。

最近ずっと波立っていた心が静まって、また平安が戻ってきました。

こんなに温かい光を感じさせるように導いてくださった木村先生とスワミジに対し、感謝の涙があふれてきました。



(つづく)


sachie
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]
# by ramram-yoga | 2010-07-20 00:09 | チベット聖地巡礼2010
Day13:カイラス巡礼を終え、聖地ティルタプリへ
5月30日、6:00起床。
テントから出ると、昨日の激しい風はすっかり止み、空は晴れ渡って月がきれいに浮かんでいました。

昨日の不調は、夕食抜きと早寝とSさんからいただいた生姜湯のおかげで、すっかり良くなりました。
ドクターの言ったとおり、疲れていただけだったようです。

a0118928_2314854.jpg7:00ベッドティー、8:00朝食の後、9:15キャンプ地を出発。

カイラス巡礼も今日が3日目の最終日、山場は越えたのでみんなの雰囲気も少し緊張感が抜けて、各自ラバに乗ってパッカパッカと進みだしました。

巡礼中は、結構孤独です。
いろいろなことについて思いをめぐらすには、十分な時間がありました。

実は私はこのチベットの高所に来てから、あることがずっと心にひっかかっていました。

それはびっくりするようなことで、もう何年も前に解決したはずだった自分の中の問題が、ここに来てむくむくと頭を出してきたのです。

「自分にはまだ、こんなところがあったんだなぁ」と、自分の残存印象の深さを思い知りました。

日常の生活を送っていてはなかなか気づかない自分が、この環境によって引き出された。

ヨーガ行者は、わざわざ過酷な環境に身をおくことで自分に“打撃”を与え、日常の生活を送っているだけでは気づき得ない残存印象を引き出していた、といいます。
その意味が体験を持って分かったような気がしました。

前の日の晩、テントで一緒だったKさんにそのことを話すと「どうして自分のその部分を“嫌”と感じてしまうのか、調べてみたら?」と言ってくださったので、巡礼中ずっとそのことを考えていました。

a0118928_23285759.jpg巡礼中はとても静か。

聞こえるのはただラバの足音、そして荷物運びのヤクの首につけてある鐘の音が、自分の意識が内側へ向くよう優しく誘ってくれているかのようでした。

祈りのような、瞑想をしているような、内観をしているような、不思議ででもとてもいい時間でした。


・・・私は以前から出家する僧や世俗を離れて修行をするヨーガ行者に強く憧れていました。

しかし、このような世俗から離れた場所にあってなお、俗事のことに捉われる自分に気づいたとき、きっと私はこの身を聖地と呼ばれる場所に置き、一人修行しようとしても、目的は遂げることはできないだろう、と感じました。

実際、過去に多くの出家行者たちが、その孤独な修行生活に耐えることができず、途中で断念して世俗に戻ってきたそうです。

その中で自分の信念を貫き続け、悟りの境地に達した歴代の聖者と呼ばれる方々の偉大さを思い知りました。

それと同時に、私がこの時代に、この日本という国に生れ落ちたことについて、自分なりに納得できたような気がしました。

その中で、変わり行くものではなく、不変なるものに心を結び付けられる、そんな自分でいたい、と思いました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


a0118928_005864.jpgカイラス巡礼はお昼過ぎに無事終わり、そこから車を2時間走らせて聖地ティルタプリへ。

今回の旅で、このティルタプリでの修行が一番の目的でもあります。

ドゥルグン寺に立ち寄った後、ティルタプリのキャンプ地へ向かいました。



(つづく)


sachie
ブログランキング・にほんブログ村へ

[PR]
# by ramram-yoga | 2010-07-19 06:57 | チベット聖地巡礼2010