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実家に帰ると、普段は緩まない奥深い部分が緩んでいき、自分でも驚くほどよく寝ました。 また、周囲で耳に入る岡山弁の馴染みある響きによって、最近眠っていたからだの深層部分が目覚め、反応しているのが分かりました。 幼いころから親しんだ音の響きには、ものすごい威力があるものなのですね。 あぁ、記憶とはからだそのもの、もっと言えば細胞に刻み込まれているのだと感じました。 ちょうど帰省前、11日の研究会にて、イメージ動作法の踏みしめのポーズ(グラウンディング:心身ともに地に足をしっかりつける)の練習をしました。 そのポーズでは、身体的に地に足をつけことで心理的にも地に足をつけることを意図するのですが、帰省して家族と思い出話をして過去の自分を振り返ったり、お墓参りをして自分のルーツを再確認することで、どんどん身体の重心が下に降り、地に足がついていくのを感じました。 つまり、心理的なグラウンディングによって、身体的にグラウンディングしていったということですね。 もうひとつ、お墓参りをしていて気づいたことがあります。 お墓参りをしてご先祖様に思いを馳せ、手を合わせるという行為は、気(プラーナ)の流れのレベルで観ると、ご先祖様と自分との気の通りを良くするプロセスなのだということ。 お墓の前で手を合わせる度に、スゥーっと気が通っていくのを感じました。 もし、ご先祖や血縁関係での”うまくいかなさ”のようなものがある時、それは怨念というおどろおどろしいものというよりは、単に気のレベルで通りが滞っているのではないかと感じました。 それでは、どうやってご先祖との滞りを解消するのか。 それはもう、ただ受け取ることなのだと思います。 業績をあげたり名声を得たりして喜ばせたり、恩返しするといったような、いわゆるこちらが何かしてあげることなんて、何もないように思います。 また、許しを請ったり、償ったりする必要もありません。 ただ、その愛を受け取る。 見返りの一切ない愛というのは、私たちが普段の生活で体験する愛とちょっと次元が違います。 無条件で、価値のあるなしといった相対性の一切を超えた、絶対的な愛。 ただひたすら、その愛を受け取る。両親を通して、先祖を通して。 ここに生きているこのわたしにまで、こうして連綿といのちを繋がれてきたことに対して、ただただそのことを歓び、謳歌すればいいと思うのです。 そもそも、生きていること自体、どうしようもなく愛の大海原に抱かれているのですよね。 16日は、ヨーガニケタン関西支部で、先代の師匠への護摩供養(グル・プージャ)を行いました。 そこでもまた、ヨーガというアイデンティティにおけるルーツを感じ、先代の師匠とのしっかりとした絆を再確認しました。 そして、同日夜は、京都・嵐山へ。 初めて生でみる大文字焼き、そして渡月橋から見る灯篭流し。 さて、今朝は雰囲気が一変して、秋らしいですね。 こころもからだも心機一転、新たな一歩を踏み出したいですね。 (上の写真は、子どもの頃よく遊びにいった”酒津のプール”。 今は私が親の立場になり、プールで遊ぶ子どもを眺める側です。) 愛を感謝をこめて
by ramram-yoga
| 2018-08-17 12:33
| 最近のいろんなこと
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