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自分のスタンスが変化するとき
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今年に入ってから、意識的に仕事や予定を入れるのを減らしています。
すると、時々空白の時間が訪れるようになりました。
それは、過去の印象や条件付けされた行動パターンを一度客観視し、手放していく時間でもあります。

ずいぶん長い間、忙しいことがいいことだと、どこかで思っていました。
そして、ここ数年間は実際忙しかったし、その、時には猛烈とも言える忙しさが好きでもありました。

この傾向は、どこから来たのか…。
何気なく考えていると、ふとある著書との出会いを思い出しました。

『まず歩き出そう』米沢富美子著

子どもを出産した7年前の夏、当分は思うように動けなくなることを考え、これから子育てをしながら10年の間に何かひとつ自分のものにしよう、と思いました。
その時に母に紹介されたのが、この本です。
著者の米沢登美子さんは世界的に有名な物理学者。
3人の子育てをしながら猛烈に研究に打ち込んでいく様子と、人生論が綴られています。
女性も子育てをしながらここまでできるんだ!と、私の中で”カチっ”とスイッチが入りました。
当時の記事は こちら

それからというもの、頭の中から”不可能”という文字を消し、”子どもがいるから”という理由付けを消すことにしました。
下記の米沢富美子さんの5つのモットーを信条とし、とにかく勉強しました。

 1、自分の能力に限界を引かない
 2、まず歩きだす
 3、めげない
 4、優先順位をつける
 5、集中力で勝負する

目の色を変えて猛烈に走り出した私を見て、本を紹介した張本人である母親は、「しまった…」と思ったそうです(笑)
しかし、時すでに遅し・・・。


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それから放送大学に編入学して卒業し、大学院での学びを経て臨床心理士の資格を取得し、自分のフィールドも定着してきた今。
改めて、ニュートラルな意識状態で、自分のスタンスを再構築しています。

で、気が付きました。
目的が変化していたにもかかわらず、手段は以前と同じままでそこに固執していたことに。

米沢富美子さんはある時期、私の人生のモデルでした。
だから、富美子さんのように猛烈にやろうとしていた。

けれど今、よく考えると、富美子さんのような人を目指してはいないことに気づきました。
今はもっとゆったりとして地に足をつけ、誰も追いかけず、自分のスタイルを確立していく時なのだと思っています。
にもかかわらず、外側の情報にパッと飛びつき、動こうとする自分の傾向は変化していなかったのです。
しばらく、こういうことで、不調和を起こしていた部分があったようです。

この、猛烈に何かをしようとする自分の客観視が最近やっとでき、それに伴って活動を自制できるようになってきました。


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このように、自分のスタンスが変化するときって、ありますね。
その時、以前とっていたスタンスを否定的に評価するのではなく、肯定して次のステップに行きたいものです。

「前のは、良くなかった。今のはいい。」ではなく、
「以前の自分にはあれが良かった。そして、今の自分にはこれがいい。」という風に。

スタンスだけでなく、人や環境、手段、価値観などもそう。
以前縁のあったものに、いかに多くの恩恵を受けてきて、それがいかに現在の自分の血肉となっているのか。
まずはその事実に心を開き、大いに認識し、大いに喜ぶ。
そしてもはや、それに対して退けようとか、接近しようとかという意図を生じさせず、ひたすら自分のあるべき立ち位置を決めることに専念する。
すると、立ち位置が決まった自分に相応する風景が、自分の前に立ちあらわれてくる。
ご縁のあるものとは必然的につながり、ないものとは離れていく。



最後に、著書より一言ご紹介。

「自分の能力に限界を引かない」
何かの事態に直面して、こんなハイレベルのことは自分には絶対できない、と自分で自分の可能性を限ってしまうのは、自分自身に対する侮辱である。
何事もやってみなければ分からない。
無理だと思ったことが、意外とすんなりできてしまったりする。
人間のほんとうの底力なんて、じつは本人にも把握できていないのだ。
だから、自分の可能性に限界を引かないことが、すべての大前提である。
               『まず歩き出そう』米沢富美子著 より


米沢語録、やはりいいです。
富美子さん、今まで本当に、ありがとうございました。



愛と感謝をこめて





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by ramram-yoga | 2018-05-21 23:11 | ことば・メッセージ | Comments(0)
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