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最近、これまでに体験したことのない、少し奇妙な体験をしました。 先日、ある大きな決断を迫られました。 奇妙な体験というのは、その決断する直前のことです。 両方の選択肢、それぞれを選んだ先に何があるのかを、ありありと見せられたのです。 つまり、2種類の未来を見たことになります。 それにしても、後から思い返して不思議に思ったのですが、なぜ私は未来を見ることができたのでしょうか。 未来が、現在の延長線上にあって、まだ存在しないのなら、私は未来を見ることはできなかったはずです。 ということは、未来は現在と同時にすでに今ここに存在している、ということになります。 しかも、その未来は1つではなく、複数存在していました。 もう一度、同じような体験をしました。 瞑想中に、2種類の自分が同時に存在しているのが見えたのです。 一方は、解決すべき問題を抱えていて、克服する課題が山積している状態の自分。 もう一方は、全く問題の無い、今の状態で完全性を体現できる自分。 どちらが本当?と思いました。 でもその後に気づきました。 どちらが正しいとか間違っているという問題ではない、ということに。 どちらの自分もいるのです。 幾通りもの”私”が、今ここに同時に存在しているのです。 そして、自分が「こっちにしよう」と決めて、選んだほうの自分にフォーカスしたから、それが現実となったのです。 例えるなら、何通りものフィルムが無数に存在し、その中から自分が「これ」と思うものを選んで、それをスクリーンに映し出しているような感覚ではないでしょうか。 そして、私は自分でそのフィルムを映し出しながら、同時にそれを鑑賞し、体験しているのです。 このように考えた時、私たちに何一つ受動的な要素が無くなってしまいます。 つまり、現実に起きてくることは、全て自分が選んだ上で体験しているということになります。 私たちはもしかしてものすごいことをやっているのかもしれません。 なぜなら、運命というのはあらかじめ決まっているのではなく、自分のあり様によって変わってくる可能性があるからです。 ということは、私たちは運命や宿命にただ従って生きる存在ではない。 もう少し、この、今まで水面下で知り得なかった”台本”とも言えるものについての理解を深めていく必要がありそうです。 それにしても…。 今、この世界で何かが大きく変わろうとしている気がしてなりません。 今まで疑いの余地もなく信じられてきたこの世界の大前提が、ガラガラを音を立てて崩れ始めているように思えるのです。 でもそれはきっと、怖いことでも憂うことでもありません。 今こそ、私たちが本当は何者なのかを、思い出す時が来たのではないでしょうか。 そんな気がしています。 (写真は、今朝の離宮八幡宮。) 感謝と愛をこめて
by ramram-yoga
| 2018-03-24 22:58
| 死生観
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