Ram-Ramのホームページはこちらをクリックして下さい
自己超越とは
a0118928_20491805.jpg

自己超越とは、自らの存在の限界を超えようとすることだ。
システムが自己組織化を進め、自らのアイデンティティの限界を超えるとき、そのシステムは創造的になる。
自己組織化パラダイムにおいては、進化を全レベルでの自己超越の結果とみなす。
散逸構造や生命のミクロ構造から、地球や全宇宙に現れたさまざまなマクロ構造まで、あらゆるレベルで対称性の破れが時空を切開き、自己組織化システムのダイナミクスが展開していく。
しかし、ここに現れた時空構造は、安定したまま止まることはない。
それはさらに新たな構造へと進化を続け、おのおのの自己超越の臨界点において、未来を形づくるための新たな自由度が導入される。
複雑さは時間とともに展開し、過去を生きた経験と未来への創造的飛躍の双方を同時に映しだす。
そして構造同様、進化のメカニズムもまた進化を続けていく。
ここに見られるプロセスは、古くから言われるテオロジー(目標設定)的進化でもなければ、その現代版であるテレオノミー(可能なプロセスのシステム的ネットワークをたどった目標設定)的進化でもない。
自己組織化という新たなパラダイムに対応した進化なのである。
進化は基本的に<開いている>。それは自らのダイナミクスと自らが進むべき方向とを決定する。
進化のダイナミクスは、マクロ、ミクロシステムの相互進化が綾なすシステムの織物の中で展開する。
この動的相互連結をとおして、進化はまた自らの<意味>をも見出していく。

エリッヒ・ヤンツ著『自己組織化する宇宙』より



[PR]
by ramram-yoga | 2018-02-05 21:08 | ことば・メッセージ | Comments(0)
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 光 二元性を超えて >>