昨日は、タイより来日されたアーチャン・光男・カウェサコー師のヴィパッサナー瞑想会がヨーガニケタン関西支部で行われ、参加させていただきました。
ヴィパッサナーとは、日本語で言うなら「注意深くありのままを見る」こと。
師は、「なぜ瞑想が必要なのか?」についてから、話を始められました。
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この世界に生きていればかならず、うまくいかないことがある。
どんなにお金持ちでも、傍目から成功して何も不足のないように見える人にも、その人なりの苦しみがある。
では、なぜ苦しみがあるのか。
それは、自分が自分のことを正しく理解していないからである。
瞑想とは、自分を正しく理解する方法である。
そのためにはまず、自分に起こってくることをあるがままに見ること。
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そして、「起こってくることをあるがままを見る」ための瞑想法の手ほどきを、いくつか受けました。
一番心に残ったのは、歩く瞑想でした。
みんなで一列になってゆっくりと歩き、その時生じてくる感覚や感じに意識を向けていきます。
私自身もヨーガで、ありのままを見るということはいつも行っているつもりでしたが、意外といろいろ判断を下してしまいありのままを受け止めていない自分を発見。
チラシに載っていたアーチャン師の写真をひと目見た時から強く惹かれ、本当に楽しみにしていた瞑想会でした。
瞑想会には約100人の参加者の方がおられ、その聴衆の前に姿を現されたアーチャン師でしたが、はじめのうちは目を向けることができないほど、師のかもし出すオーラのようなものに圧倒されてしまいました。
終了後、ご挨拶するため傍に行きましたが、優しい優しいまなざしの奥に、底知れない深さを感じ、修行というのはやはり世俗に生きるわたし達には計り知れないほど厳しいものなのだなと思いました。
お会いできたことに心より感謝。
写真は、アーチャン師と、母、息子と。
sachie