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春めいてきましたね。 春の到来は、どこか古い親友との再会を思わせる ・・・というような詩に以前出会ったのですが、それ以来、春がくるたびにその詩を思い出します。 寒い寒い冬を越えてやってくる春。 あたたかな太陽の光。 嬉しいな。 sachie #
by RAMRAM-YOGA
| 2011-02-22 00:02
| Infomation
去年の12月から2ヶ月半の間、日本に長期滞在をしていたチベットから来たカンソンさんとドロッカさんですが、今日関空から無事に帰国の途につかれました。 カンソンさんとドロッカさんは、日本ヨーガニケタンのラージャヨーガの修行会で私達がチベットを訪れたとき、お世話をしてくださったチベットのツアーガイドさんたちです。 南は沖縄から北は北海道まで、2ヵ月半の間にいろいろなところを訪問し、とても充実した滞在になったようです。 昨日はヨーガニケタン関西支部にて、お2人のお別れパーティーが開かれました。 そこでお2人が日本の印象をお話していたのですが、それがとても興味深かったのでここにも書いておこうと思います。 ************** 自分は日本でいろいろと勉強しようと思って意気込んでやってきたけれど、日本に来て一番思ったのは、人間はみんな一緒だなぁということ。 チベットでも日本でも、すばらしい人はすばらしいし、酔っ払いのおっちゃんや悪いことをする人もいるし、チベット人も日本人も同じなんだと思った。 日本は人間が造った自然(植えてある松や、人間の手が加えられた森や川などの風景)が元々ある自然と調和していて、とても美しい。 その日本の自然の調和に、女性性を感じた。 逆にチベットは環境が厳しく、手付かずのままの自然が美しい。 日本の自然の美しさが女性的だとすれば、チベットの自然の美しさは男性的だと感じた。 チベットでは、人は「明日できることは、明日やろう」というようなのんびりした性格だが、日本の人は「今をよりよく生きよう」とする意欲があって、努力を惜しまないところに感動した。 ************** 以上のようなことを話してくれました。 普段なんとも思っていないようなことが、外国の人からみるとこんな風に思えるんだ、と、とても面白く思いました。 そして、そこまでのことを感じることができる2人の感性が、とても豊かだなぁと思いました。 今日は、お2人を関空まで送り届けて、ゲートまでお見送りしました。 ちょっぴりのお別れの涙と、満面の笑みとで、元気に出発していかれました。 また、近いうちにどこかで会えそうな気がします。 sachie #
by ramram-yoga
| 2011-02-20 23:21
| 最近のいろんなこと
今日で妊娠7ヶ月目に入りました。
お腹の中の赤ちゃんは、元気にすくすく育っています。 さて、妊娠してからいろいろと変化がありましたが、一番変わったのは音楽の好みでした。 また、なかなか遠出できなくなった分、音楽を聴いたり演奏会にでかけたりする機会も増えました。 そんな中先日、兵庫県立芸術文化センターで、以前から是非一度演奏を聴いてみたいと思っていた日本テレマン協会の演奏会があったので、出かけてきました。 指揮者の延原武春さんは、以前NHKこころの時代に出演されていていたのですが、テレビの中の物静かなイメージとは打って変わって、舞台ではバリバリの大阪弁で、お話も笑いが盛りだくさんでとても楽しくて素敵な方でした。 今回の演奏会は、バッハの管弦楽組曲が中心でした。 それがとても良かったので、今でも家でよく聴くレパートリーのひとつです。 その中で好きな曲をいくつか。 テレマン協会の演奏とはちょっと違いますが。 それと、演奏がそれぞれバラバラですが・・・。 バッハ管弦楽組曲第2番・第1楽章 管弦楽組曲第3番・第1楽章 そして、バッハの管弦楽組曲と言えば、何と言ってもこれですね。 管弦楽組曲第3番・第2楽章 アリア バッハの曲は、何度聴いても新鮮さがあって感動できるので不思議です。 sachie #
by ramram-yoga
| 2011-02-16 22:51
| music
昨年の秋から、マタニティ・ヨーガのクラスを担当していますが、クラスを始めたと同時に自分も妊娠が分かり、今では妊婦が妊婦を教えるという、なんだか面白いことになってしまっています。
でも、妊婦中の悩みや近況報告など、レッスンに来られた妊婦さんたちといろいろと分かち合えるのも、いいなぁと思います。 さて、そんなマタニティ・ヨーガクラスに参加してくださっている妊婦さんたちですが、出産予定日が近づいてくるにつれて、一番感じることが、出産に対する「緊張」や「恐怖」になってくるようです。 いつくるか分からない、痛みの想像もつかない、陣痛というものに対して、やはり身構えてしまうようです。 実際私も、その時になってみないと自分がどんな反応をするのか分かりませんが、以前、マタニティ・ヨーガ協会の指導者養成コースを受講したときに、産婦人科医の九島璋二先生というとても素敵な先生が、陣痛についての感動的な講義をしてくださいましたので、今日はその一部をご紹介したいと思います。 ************ 陣痛がなければ、赤ちゃんは生まれません。 陣痛は子宮を収縮させることによって子宮の出口を開き、もっと収縮させることによって赤ちゃんを出すのです。 ・・・ 陣痛というのはこのように赤ちゃんの味方なんですよ。 だったらこれからは陣痛なんて呼ぶのはやめましょう。 「陣痛さん」と呼びましょう。 メディカ出版「自然出産とマタニティ・ヨーガ」より そして、九島先生は、陣痛さん・子宮に意識を向けて、声を聞こうとすると、次のように聞こえてくるそうです。 「私は子宮です。 私の唯一の働きは収縮です。 収縮はエネルギーです。 私は今妊娠し、ベビーを抱えています。 きれいな羊水をいっぱいに満たし、その中にベビーを浮かべて育てています。 時々は可愛くてたまらず、やさしく収縮して抱きしめてしまいます。 しかし、やがてそのベビーとの悲しい別れの日が来ます。 予定日が来ると私はベビーを世の中に送り出すために、収縮して子宮口を開きます。 そしていよいよベビーが生まれる時は、世の中に出て呼吸するのに困らないように、 収縮するたびに胸を圧迫して呼吸運動を教えます。 私の不満は、私の主人である貴方が、私に「陣痛」というあだ名をつけて、 いやな目で見ていることです。 私は何も貴方を苦しめているわけではありません。 むしろ私と一緒になって、ベビー誕生に力を貸してください。 いえ、何も力を貸すといっても、そんなに難しいことではありません。 私がエネルギーを出して力いっぱい収縮したら「あら、お願い。ご苦労さん」と言って、 心と体をリラックスしてくれれば、それでいいんですよ。 そして、ゆっくり息を吐いたり、動きたいように動いてみてください。 それだけで私の仕事ははかどります。 まぁ、妊娠中も時々は私に話しかけてください。 そして私が抱いているベビーともお話してくださいね。 私達はよい仲間なのですから。 触ったり、なでたりしていただくと私、本当にうれしいのです。 それではお産の時にまた会いましょう。 サヨウナラ」 *************** 陣痛のことを「痛い、怖い」とばかり思うより、こんな風に陣痛を受け入れることが出来れば、お産は恐怖ではなく楽しみになってきますよね。 素敵な言葉に出会えて、感謝です。 sachie #
by ramram-yoga
| 2011-02-14 11:01
| マタニティ・ヨーガ
前回の記事に続きますが、ヨーガにおける苦行が教えているのは、一見自分にとって不都合な出来事や障害と思えることでも、後になってみれば自分を成長させてくれる貴重なチャンスだったりすることもある、ということでもあると思います。
起こってくることは、全てニュートラルである これは、文学博士でもありクリスチャンでもある鈴木秀子さんの言葉ですが、よく思い出す好きな言葉です。 起こってくる出来事に対して、「いい・悪い」とか、「好き・嫌い」とかいうのは、その人の置かれている立場によって違うし、時間が経過するとまた違ってきたりします。 例えば、誰かに耳の痛い、いや~なことを言われたとしても、それが後になってみれば自分の役に立っていたり・・。 私は先日、ある人からキツーい一言を言われて丸2日間落ち込んでいました。 自分が一番言われたくないような種類のことを、鋭く見抜かれてバサっと言われてしまいました。 その後もしばらくの間、その人から言われた言葉を思い出しては暗い気持ちになっていたのですが、その時同時に思ったのは、「自分は欲張りだなぁ」ということでした。 相手の人からこう見られたい、とか、自分はこうであるはずだとか、そういう思いが強いから何か言われると傷ついたり反発心がわいたりするんですよね。 誰かから嫌なことを言われたり、文句を言われたりすると、いつも思い出すお師匠様(スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師)の教えがあります。 自分の悪口を言う人がいたら、自分の家の敷地内に家を建てて、そこに住まわせなさい。 なぜなら、その人は自分の欠点を教えてくれる、いわば自分に光を与えてくれる人だからです。 というような教えです。 誰かに何かを指摘されて落ち込んだとき、いつもこの教えを思い出します。 思い出すたび、前向きな、優しい気持ちになります。 もちろん、すぐにそうは思えないことも、よくありますけどね・・・。 sachie #
by ramram-yoga
| 2011-02-11 22:42
| ことば・メッセージ
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