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今書店に並んでいるヨガ情報誌 Yogini vol.23 の「ヨガと健康」という特集の中で、ヨーガ療法も取り上げられています。
ヨーガの視点からみた健康観、またそのためのアプローチ法などについて、ヨーガ療法の現状や実際の効果とともに読みやすくまとめられています。 ヨーガ療法は、もともと5,000年もの間伝統的に伝わってきた伝統的なヨーガの技法から、安全性と効果が認められたものを抽出し体系化して出来たものです。 ヨーガ療法のアーサナ(ポーズ)や呼吸法は自律神経に働きかけ、免疫や内分泌などの相関関係から、心身の状態をコントロールしていきます。 今回、アーサナ(ポーズ)や呼吸法により体内のNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化するデータも紹介されています。 また、真の健康とは心身だけでなく、スピリチュアルな面においても健康であることが必要であり、多くの人が求めていることでもあると思います。 スピリチュアルな面において健康になるために、日本ヨーガ療法学会理事長の木村慧心先生は記事の中で次のように説明されています。 読んでいて感動した部分を、一部ご紹介します。 例えば、風が吹いているとか、日が昇るという自然現象や僕達の力ではないもの、出会い、人間の生死も含め、そういう人間業ではないものを深く感じる。 心と体ときれいにして、センサーを鋭くしておけば、そういうことを感じるようになり、自分のささいな変化に引きずられなくなります。 つまり自己コントロールができるようになるということで、それが実際的な「悟り」です。 言い換えればスピリチュアルな健康とは、自分が誰か、どこから来たのか、役割は何かなどを理解していること。 ヨガをして感性を鋭くしていけば、それらを見つけることができます。 また、今回の雑誌には、渋谷ヨーガ療法研究所の中島朋子さん、立川ヨーガ療法研究所のcaoさんなど、私達のヨーガセラピストの仲間何名かのインタビュー記事が載っています。 書店で見つけたら、見てみてくださいね^^ sachie #
by ramram-yoga
| 2010-04-15 20:45
| YOGA
5月のチベット聖地巡礼に向けて、先日東京の低酸素施設ミウラドルフィンズへ高所トレーニングに行ってきました。
今回、標高6000m近い高所にまで行く予定なので、その前に一度身体を慣らし高山病にそなえる為です。 トレーニングでは低酸素室に入り、運動や睡眠などをして自分の身体の変化を調べます。 酸欠がひどくなると高山病になってしまうので、そこで予防策として身に付けておくよう薦められたのが呼吸法。 走って息が上がるときのような呼吸をすると、すぐに体内の血中酸素濃度が上がっていきます。 しかし特に呼吸法をしないでいても、1時間もすれば身体は順応して血中酸素濃度もあがってきました。 人間の身体ってすごいな、と、改めて思いました。 聞くところによると人間は、5000mを超す高所に永住することは不可能なのだそうです。 言ってみれば、滞在すればするほど衰弱して死に近づいていく領域。 そこにどんな世界が待っているのでしょうか、そしてそこでどんな自分が見えてくるのでしょうか。 人気もなく、店もなく、水道も電気も何もなく不便極まりない、そして厳しい寒さ、薄い空気に加え、沢山の獰猛な野犬や熊がいるヒマラヤ山中に入っていくということは、つまり死ととなり合わせということ。 そんな過酷な状況にあえて自分の身を置き、真理を獲得するため修行をされてきた歴代のヨーガ行者方は、きっとこの世のどんな楽しみをも上回る甘露を、その内に見出していたのだと想像します。 そんな場所に、今回巡礼するご縁をいただけたことは、本当にありがたく幸せなことだと思います。 5月に入って、もう一度高所トレーニングをしに行く予定です。 (写真は、インド側から見たヒマラヤ山脈。) sachie #
by ramram-yoga
| 2010-04-13 22:11
| チベット聖地巡礼2010
ずっとずっと、心待ちにしていたチベット聖地巡礼への出発まで、あと1ヶ月余りとなりました。
「わが聖地放浪 カイラスに死なず」 色川 大吉 著 チベットの数ある聖地の中でも特に、仏教徒、ヒンドゥー教徒、ボン教徒、ジャイナ教徒の最高の聖地として知られるカイラス山。 巡拝を前に、ヨーガの先輩が読むよう薦めてくださった本です。 カイラス山を巡拝しようとすると、どのルートも標高5000mを超える峠がある過酷な場所。 しかし人間の世界を離れ死神の領域へと近づくほどに、その目に映る光景は叫びたくなるほど美しい・・・と。 ― この峻険(しゅんけん)をひたすら越えてくる過程で人間は浄化される。 カイラスこそ世界の辺境を訪ね歩くことの好きな放浪者の最後の目標の一つであろう。 そこには人間の生と死を考えるのに最もふさわしい場所がある。 引導を渡してくれる僧も僧院も、遺体をきれいにしてくれる鳥葬場もそろっている。 そして何よりもそこには魂が半ば“彼岸”に行ってしまったような、 この世とあの世を往ったりきたりしている人びと、 霊的な雰囲気を持つ巡礼者たちが集っている。 (本文より) この本は著書の色川さんご自身が65歳で念願のカイラス山巡拝を果たした旅行記であり、巡拝中に生死の間をさまよう中で死について生について問う手記でもあります。 ご自身は神や他界の実在は信じていなくとも、巡礼者の純粋な信仰心、こちらには見えないが彼らの目に確かに映っている神、そのような宗教的な事柄にどうしようもなく惹かれていく著者の気持ちを綴られた部分が、またとても興味深く深い感動を覚えます。 言葉での描写がなんてきれいなんだろうと著者の経歴を見ると、文学部のご出身でした。 文章そのものを楽しめる本でもあります。 川口慧海「チベット旅行記」とあわせて読みたい、チベット関連書籍シリーズです。 sachie #
by ramram-yoga
| 2010-04-09 07:08
| 本
最近新たにHPのリンクを追加しました。
ヨーガスタジオ「チャンドラ」 阪急西宮北口で4月にOPENしたヨーガセラピー専門のスタジオです。 無料体験も随時行っていますので、お気軽にお越しくださいね。 みんヨガ☆みんなのヨーガ教室 東京都渋谷区の、知的障がいを持つ方も参加できるヨーガ教室です。 最近発刊されたヨガ雑誌「yogini」vol.23に、インストラクターの中島さんのインタビュー記事が載っています。 Aruna yoga 長野県のヨーガセラピスト、山本弥生さんのHPです。 「ア ル ナ」とは存在・意識・至福・・・とっても素敵なネーミングです。 セラピールーム「しずく」 京都市右京区にあるヨーガセラピールームです。 インストラクターの佐山さんはアロマセラピストでもあり、いい香りに包まれてのヨーガ、とっても気持ちよさそうです。 そして、この間もご紹介した一日内観と、内観セミナーは、もうすぐです。 内観に興味のある方、この機会に是非どうぞ。 (写真は、先日お花見に行った夙川公園の桜です。) sachie #
by ramram-yoga
| 2010-04-06 22:02
| Infomation
「着眼大局 着手小局」
今月はこの智慧の言葉をもとに、ヨーガクラスで瞑想を行っています。 人生を生きるにあたり、いつも遠く将来を見据える見識を持ち続けることは大切であり、その思い描く未来像を具体的に実現させるためには、まずは眼前の事々の具体的な処理から始めることが大切だ、という智慧の教えです。 毎度ながら深いテーマですが、私は特にこの教えに自分自身が助けられてきました。 私のヨーガの先生は、私が何かにづまづいたり悩んだりしているときに、「もっと修行をしなさい」とか、「あなたのここが悪いから直しなさい」とは、決しておっしゃいません。 ただいつも、今目の前に与えられたことに対して最善を尽くすこと、そして周囲と調和することの大切さを教えてくださいます。 そうしているうちに、何か困難にぶち当たったとき、また悩んでいるときにも、目の前に与えられた義務を淡々と果たしていくことが、突破口を開く一番の鍵となる、ということがわかってきました。 「与えられた義務」といっても、たいしたことではなくて、例えば家族に食事を作るとか、頼まれごとを引き受けるとか、そういった日々の積み重ね。 行為そのものが、自分を救ってくれ、浄化し、新たな世界を眼前に見せてくれるような気がしています。 与えられた義務は、自分が成長するための、天からのプレゼントなのだと、思うようになりました。 ヨーガには「カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)」という修行があります。 結果を求めない行為による、自己の開放です。 それによると、無私の行為により、おのずから自分が何をするべきか、見えてくるのだそうです。 内心(真我)の智慧が照らし出されることによって・・・。 われわれはみな、人生の道を歩みつつ努力するうちにいつかは、自分が完全に非利己的になる日が来る、と期待してよろしい。 そしてそうなった瞬間、われわれの持つすべての力は結集され、わがものであるところの知識が、表に表れるでありましょう。 スワミ・ヴィヴェーカナンダ「カルマ・ヨーガ」より sachie #
by ramram-yoga
| 2010-03-30 08:49
| 瞑想
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