Ram-Ramのホームページはこちらをクリックして下さい
<   2013年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧
まず歩きだそう
『まず歩き出そう』
―女性物理学者として生きる―
米沢富美子 著

NHKの『クローズアップ現代』では、昨日・今日と立て続けに女性の生き方に焦点があてられた放送がされました。
昨日は、世界最大のSNS・フェイスブックの、シェリル・サンドバーグCOO
そして今日は、今年5月、ヒマラヤ山脈の8000メートル級のダウラギリ1峰で遭難し、亡くなられた河野千鶴子さん
どちらも、結婚・出産・育児に加え、仕事や登山といったそれ以外のライフワークをしっかりと持って生きている点で、非常に共感し勇気をもらえました。

勇気をもらったと言えば、出産後から私の女性の行き方としてのモデルであり、ちょっとめげそうになるときに希望を与えてくれるのが、女性物理学者であり日本物理学会で最初の女性会長を勤められた米沢富美子さん。
この方、すごいです。
子どもを3人抱え育児をしながら、国際的に名が知られるほどの研究をされたのですから。
もともと頭脳明晰、天才肌だったということもありますが、著書『まず歩き出そう』にある、育児をしながら研究に没頭し、次々と論文を書き上げていくあたりの記述には、ただただ圧倒されます。
人間、やろうと決めたらここまで出来るのかと。
それと同時に、育児をしているからって、何か自分のやりたいことをあきらめる必要はないのだと、背中をポンと押してもらいました。

子どもを産んでしばらくは、子どもを持つ女性が思うように社会の中で働けないことに対して、少し理不尽に思っていたこともありました。
結婚・出産つまり女としての人生を取るか、仕事人生を取るのかと、あたかも究極の選択を迫られるかのように、現代を生きる女性にとってこの問題は、時にとても大きいプレッシャーとなってのしかかってきます。
でも、今はそのようにはあまり考えなくなりました。
逆に、その難しい状態を逆手にとって、自己実現していくべくどのように攻略していくかということにエキサイトするようになってきました。
米沢富美子さんの言葉を使えば、「欲しければ両方選ぶ」ことも可能であり、制約があればあるなりの、能力の発揮の仕方があるような気がしてきました。
逆に、その方がむしろ効率が上がることもあると思うのです。
実際私も育児中の今の方が、出産前よりも仕事や勉強内容の質・量が上がったと感じています。

これから子どもが大きくなるまでの間に、何を実現させていきたいか。
そんなことを考えるとき、やはり人生の先を行くモデルの存在はとても貴重だと思いました。
男性ではなく、女性のモデルが。


そんな私の憧れ・米沢富美子さんのモットーは次の5つ。

1、自分の能力に限界を引かない
2、まず歩きだす
3、めげない
4、優先順位をつける
5、集中力で勝負する



ただ今、このモットーは我が家のトイレに貼り出されています^^


他にも、

・『待ち』を排して『攻め』に徹する
・自分で環境づくりをする
・人間、40歳までに人生が決まる
・若いときは借金してでも勉強せよ


など、勇気をもらえる言葉が沢山でてきます。
[PR]
by ramram-yoga | 2013-07-10 22:45 | | Comments(0)
講演会2件
今月のお勧め講演会2件のご紹介です。


**************


①ヨーガ療法における呼吸法の予防医学的な効果について
~チェルノブイリ原発事故被爆者へのヨーガ療法指導の効果~
詳細はこちら

演 者: 亀井勉先生
(長崎大学・産学官連携戦略本部教授 / ドイツ・ライプツィヒ大学客員教授)
ウクライナのキエフにて、チェルノブイリ原発事故被爆者に対しての2年半に渡る研究調査で、研究調査に協力していただいた方々が、ヨーガ療法を継続して実習することで、なぜ、健康状態が改善したのかということを、私たち人間の免疫システムや、脳波や、呼吸との関連について、また、継続して実習することの意味など、医学的な専門教育を受けていない私たちヨーガ療法士や一般の方にも理解出来るようにお話していただきます。今回、ヨーガ療法を実習することの意味を学んでいただき、ご自身の健康や、教室を持っておられる方は、現場での指導に役立てていただければと思います。

日 時2013年7月28日 (日) 10:00-13:00
会 場日本ヨーガ・ニケタン関西支部
兵庫県西宮市小松町1-3-16定 員100名参加費事前申込 2,000円 (7月24日まで)
当日 2,500円主 催認定ヨーガ療法士会・兵庫、大阪 共催



***************


②「医療現場からみる日本人の死生観」
ーいのちに向き合って30有余年ー
詳細はこちら

講 師:矢作 直樹 先生
(東京大学大学院医学系研究科救急医学分野教授・医学部附属病院救急部集中治療部長)

ご自分自身の死を間近にしたご経験や、30年以上医療の現場に携わってこられたご経験の中で、人とは肉体の死で全てが終わるわけではなく、死後も確かに何かが残ると実感された矢作先生の貴重なお話が聞かせていただけると思います。
矢作先生はご著書もありますが、読んでみようと図書館で予約したら10人以上待ちで驚きました・・・!
結局買って読みましたが、今よく読まれている本であるようです。

日 時:平成25年7月20日14:00受付開始、14:30分開演・16:30分終演
場 所:京都市国際交流会館 イベントホール(地下鉄東西線蹴上駅・徒歩6分)
参加費: 一般の方 1,000円、学生の方 500円


****************


ご興味がありましたら是非、ご参加ください。
①は、私は大学の試験と重なってしまったので出席できませんが、②の講演会では受付スタッフですので会場でお会いしましょう^^
[PR]
by ramram-yoga | 2013-07-06 22:54 | Infomation | Comments(0)
弓と禅
「弓と禅」オイゲン・へリゲル著

数年前購入しようとしたら在庫切れだったのですが、今年の2月に改版(なんと第36版!)が出たようで、嬉々として購入しました。
帯に書いてある通り、まさに「不朽のロングセラー」ですね。

この本を最初に読んだのは、何年前だったかな?
当時はヨーガの師匠に推薦していただき読んだのですが、今一度また別のあるお方から改めて紹介していただき、この本との再会を果たしました。
読み直すとその内容の深さに驚き、数年前に読んだ時とは味わいの深さが全く違っていました。

というのは、初めて読んだ時は、私は、ドイツ人である著者のオイゲン・へリゲル氏が、日本の伝統の素晴らしさを “外側から” 眺めて感嘆し、それを記述したものだと捉えて読んだからだと思います。
そう勘違いしてしまうほどに、この本の文章は、ヘリゲル氏自身の感情の抑揚の一切は排除され、ただ事実が淡々と語られています。

しかし、改めて読み直してみると、洗練された文章表現もさることながら(もちろん訳も素晴らしい)、実際にその境地に達した人にしか語ることのできないであろう内容の数々が、 “内側から” 語られてるのだということが分かりました。

5年という年月の間日本に滞在し、師の元で弓道の修練を積んだ後、ドイツに帰国したヘリゲル氏は質素な隠棲の家にて瞑想的に献身的に暮らし、71歳で “花びらが木から散るように、静かに、落ち着いて” この世を去ったのだそうです。
帰国後、幾重もの困難がふりかかった人生だったにもかかわらず。
また、氏が生前どのような境地まで到達されたかについては、この他にも文中の下記の部分から推し量ることができるように感じました。


*************

死の恐怖から自由であるとは、何時いかなる時でも、人は死を前にして震えてはならぬと思い違いしていることや、また死の試練に堪えうることを恃(たの)みとしているようなことを意味するのではない。
むしろ生死を達観した人は、恐怖とはどんな感じのものかもはや全然追体験することができないほどに、どんな種類の恐怖からも自由なのである。
真剣で持続的な瞑想の力を体験によって知るのでない限り、人はどんな超克をそれが可能とするかを測り知ることができない。


*************


魂が震え、心が目覚め奮い立たせられるということが、人物によってだけでなく、上質な本によってもなされるのだということを、最近知りました。
文中にあるように、まさに、 “燃えている蝋燭(ろうそく)で他の蝋燭に点火するように” 精神というのは本を通しても伝達されていくのでしょうね。

この本を読み終えてから数日間は、あたりにその本の残り香が漂っているようでした。
本が香ると感じたことは今まで無かったのですが、余韻(音)でもなく、雰囲気でもなく、香りというのがぴったりでした。
本が香ると感じる人って他にもいるのかなぁと、インターネットで検索してみたら少ないなりにもいらっしゃるようで、ちょっと嬉しく思いました。
そして、本との出合いも、一期一会だなと思いました。
[PR]
by ramram-yoga | 2013-07-01 23:00 | | Comments(0)