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行為の結果の放棄
一部のクラスにて10回コースで行ってきた瞑想コースも、残すところあと2回となりました。
毎回、参加者の皆様からは心の深いところから、貴重な体験をきかせていただき、私にとってもとても大切な時間となっています。

a0118928_22573856.jpgところで、脳科学者の茂木健一郎さんがおっしゃっていたのですが、自分の問題点というのは、脳はそれを理解すれば理解するほど勝手に克服しようと働くらしいのです。

ですから、たとえば自分の考え方を修正していこうと思うなら、まずは現在の自分を知らなければいけないということになります。

私も含めて、自分にとって都合の悪いことは見ないようにして、うやむやにごまかしてしまう癖のようなものがありますから、意外と自分で自分のことって、わかっているようで、わからない場合が多いように感じます。

そこでまずは、自分がどのような思考回路のパターンを持っているのかをしっかりと認識することが大切で、その認識をするためには、現代の心身医学においても言葉に出す「言語化」の作業がとても有効とされています。

今回の瞑想では、「自分は普段どのような動機で行為を行っているか」というテーマで自分を調べ、後で言語化していく作業を行いました。
このテーマは、カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)に基づいたもので、行為の結果の良し悪しに執着せず、目の前の自分のやるべきことに最善を尽くすこと、そしてそのことこそが最終的には自分を助けてくれるのだ、ということを教えてくれています。
私自身も今までこの教えにとても助けられてきました。

でも・・・自分自身、久しぶりにこの瞑想を行って気づいたのは、いかに自分が普段「結果」とか「見返り」に心を結びつけているかで、そういえば最近、求めてばかりの自分だなぁ、と、ちょっとガクっときてしまいました。
苦しいな、何か報われないな・・と感じたときは決まって、人の評価や見返りや損得など、「結果」を求めている私です。

スワミ・ヴィヴェーカナンダ著の「カルマ・ヨーガ」を久しぶりに読んだのですが、やはりこの本はとてもいいです。
最初に手にとったとき、感激しながら1ページ1ページ読み進めていったのを思い出します。
スワミ・ヴィヴェーカナンダの教えももちろんですが、日本語訳での表現がとてもきれいで感動的です。
特定の訳者は記載されていませんが、どんな素敵な方が訳したんだろう・・・と、想像がふくらみます。
最後に、その本の中から、好きな一説を。



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外から来る知識はありません。
それはすべて、内にあるものです。
われわれが、人が「知る」というものは、厳密に心理学的に表現するなら、彼が「発見する」もの、または「覆いを除く」ものであり、人が「学ぶ」というものは、実は彼が、無限の知識の鉱脈である自分の魂の覆いを取り除いて、そこに「発見する」ものなのであります。

われわれは、ニュートンが引力を発見した、と言います。
引力は、どこかのすみにいて彼を待っていたのでしょうか。
それは彼自身の心の中にあったのです。
時期が来て、彼がそれを発見したのです。

世界の獲得したすべての知識は、心から来ます。
宇宙という無限の書庫は、あなた自身の心中にあるのです。
外部世界は単に、あなたに自分の心を研究させる暗示であり、機会であるにすぎません。
あなたの研究の対象は、常にあなた自身の心です。


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sachie
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by ramram-yoga | 2011-02-25 22:58 | 瞑想 | Comments(0)
TUBAKI
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春めいてきましたね。

  春の到来は、どこか古い親友との再会を思わせる

・・・というような詩に以前出会ったのですが、それ以来、春がくるたびにその詩を思い出します。

寒い寒い冬を越えてやってくる春。
あたたかな太陽の光。
嬉しいな。


sachie
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by RAMRAM-YOGA | 2011-02-22 00:02 | Infomation | Comments(2)
チベットからみた日本
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去年の12月から2ヶ月半の間、日本に長期滞在をしていたチベットから来たカンソンさんとドロッカさんですが、今日関空から無事に帰国の途につかれました。
カンソンさんとドロッカさんは、日本ヨーガニケタンのラージャヨーガの修行会で私達がチベットを訪れたとき、お世話をしてくださったチベットのツアーガイドさんたちです。

南は沖縄から北は北海道まで、2ヵ月半の間にいろいろなところを訪問し、とても充実した滞在になったようです。

昨日はヨーガニケタン関西支部にて、お2人のお別れパーティーが開かれました。
そこでお2人が日本の印象をお話していたのですが、それがとても興味深かったのでここにも書いておこうと思います。



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自分は日本でいろいろと勉強しようと思って意気込んでやってきたけれど、日本に来て一番思ったのは、人間はみんな一緒だなぁということ。
チベットでも日本でも、すばらしい人はすばらしいし、酔っ払いのおっちゃんや悪いことをする人もいるし、チベット人も日本人も同じなんだと思った。

日本は人間が造った自然(植えてある松や、人間の手が加えられた森や川などの風景)が元々ある自然と調和していて、とても美しい。
その日本の自然の調和に、女性性を感じた。
逆にチベットは環境が厳しく、手付かずのままの自然が美しい。
日本の自然の美しさが女性的だとすれば、チベットの自然の美しさは男性的だと感じた。

チベットでは、人は「明日できることは、明日やろう」というようなのんびりした性格だが、日本の人は「今をよりよく生きよう」とする意欲があって、努力を惜しまないところに感動した。

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以上のようなことを話してくれました。
普段なんとも思っていないようなことが、外国の人からみるとこんな風に思えるんだ、と、とても面白く思いました。
そして、そこまでのことを感じることができる2人の感性が、とても豊かだなぁと思いました。

今日は、お2人を関空まで送り届けて、ゲートまでお見送りしました。
ちょっぴりのお別れの涙と、満面の笑みとで、元気に出発していかれました。

また、近いうちにどこかで会えそうな気がします。



sachie
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by ramram-yoga | 2011-02-20 23:21 | 最近のいろんなこと | Comments(0)
バッハの管弦楽組曲
今日で妊娠7ヶ月目に入りました。
お腹の中の赤ちゃんは、元気にすくすく育っています。

さて、妊娠してからいろいろと変化がありましたが、一番変わったのは音楽の好みでした。
また、なかなか遠出できなくなった分、音楽を聴いたり演奏会にでかけたりする機会も増えました。

そんな中先日、兵庫県立芸術文化センターで、以前から是非一度演奏を聴いてみたいと思っていた日本テレマン協会の演奏会があったので、出かけてきました。

指揮者の延原武春さんは、以前NHKこころの時代に出演されていていたのですが、テレビの中の物静かなイメージとは打って変わって、舞台ではバリバリの大阪弁で、お話も笑いが盛りだくさんでとても楽しくて素敵な方でした。

今回の演奏会は、バッハの管弦楽組曲が中心でした。
それがとても良かったので、今でも家でよく聴くレパートリーのひとつです。

その中で好きな曲をいくつか。
テレマン協会の演奏とはちょっと違いますが。
それと、演奏がそれぞれバラバラですが・・・。


バッハ管弦楽組曲第2番・第1楽章



管弦楽組曲第3番・第1楽章



そして、バッハの管弦楽組曲と言えば、何と言ってもこれですね。
管弦楽組曲第3番・第2楽章 アリア



バッハの曲は、何度聴いても新鮮さがあって感動できるので不思議です。



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by ramram-yoga | 2011-02-16 22:51 | music | Comments(0)
陣痛さん、ありがとう
昨年の秋から、マタニティ・ヨーガのクラスを担当していますが、クラスを始めたと同時に自分も妊娠が分かり、今では妊婦が妊婦を教えるという、なんだか面白いことになってしまっています。
でも、妊婦中の悩みや近況報告など、レッスンに来られた妊婦さんたちといろいろと分かち合えるのも、いいなぁと思います。

a0118928_22382122.jpgさて、そんなマタニティ・ヨーガクラスに参加してくださっている妊婦さんたちですが、出産予定日が近づいてくるにつれて、一番感じることが、出産に対する「緊張」や「恐怖」になってくるようです。

いつくるか分からない、痛みの想像もつかない、陣痛というものに対して、やはり身構えてしまうようです。

実際私も、その時になってみないと自分がどんな反応をするのか分かりませんが、以前、マタニティ・ヨーガ協会の指導者養成コースを受講したときに、産婦人科医の九島璋二先生というとても素敵な先生が、陣痛についての感動的な講義をしてくださいましたので、今日はその一部をご紹介したいと思います。

************

陣痛がなければ、赤ちゃんは生まれません。
陣痛は子宮を収縮させることによって子宮の出口を開き、もっと収縮させることによって赤ちゃんを出すのです。
・・・
陣痛というのはこのように赤ちゃんの味方なんですよ。
だったらこれからは陣痛なんて呼ぶのはやめましょう。
「陣痛さん」と呼びましょう。

                 メディカ出版「自然出産とマタニティ・ヨーガ」より



そして、九島先生は、陣痛さん・子宮に意識を向けて、声を聞こうとすると、次のように聞こえてくるそうです。


「私は子宮です。
 私の唯一の働きは収縮です。
 収縮はエネルギーです。
 私は今妊娠し、ベビーを抱えています。
 きれいな羊水をいっぱいに満たし、その中にベビーを浮かべて育てています。
 時々は可愛くてたまらず、やさしく収縮して抱きしめてしまいます。
 しかし、やがてそのベビーとの悲しい別れの日が来ます。

 予定日が来ると私はベビーを世の中に送り出すために、収縮して子宮口を開きます。
 そしていよいよベビーが生まれる時は、世の中に出て呼吸するのに困らないように、
 収縮するたびに胸を圧迫して呼吸運動を教えます。

 私の不満は、私の主人である貴方が、私に「陣痛」というあだ名をつけて、
 いやな目で見ていることです。
 私は何も貴方を苦しめているわけではありません。
 むしろ私と一緒になって、ベビー誕生に力を貸してください。
 いえ、何も力を貸すといっても、そんなに難しいことではありません。
 私がエネルギーを出して力いっぱい収縮したら「あら、お願い。ご苦労さん」と言って、
 心と体をリラックスしてくれれば、それでいいんですよ。
 そして、ゆっくり息を吐いたり、動きたいように動いてみてください。
 それだけで私の仕事ははかどります。
 まぁ、妊娠中も時々は私に話しかけてください。
 そして私が抱いているベビーともお話してくださいね。
 私達はよい仲間なのですから。
 触ったり、なでたりしていただくと私、本当にうれしいのです。
 それではお産の時にまた会いましょう。
 サヨウナラ」



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陣痛のことを「痛い、怖い」とばかり思うより、こんな風に陣痛を受け入れることが出来れば、お産は恐怖ではなく楽しみになってきますよね。
素敵な言葉に出会えて、感謝です。



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by ramram-yoga | 2011-02-14 11:01 | マタニティ・ヨーガ | Comments(0)
自分に光を与えてくれる人
前回の記事に続きますが、ヨーガにおける苦行が教えているのは、一見自分にとって不都合な出来事や障害と思えることでも、後になってみれば自分を成長させてくれる貴重なチャンスだったりすることもある、ということでもあると思います。

 起こってくることは、全てニュートラルである  

これは、文学博士でもありクリスチャンでもある鈴木秀子さんの言葉ですが、よく思い出す好きな言葉です。

起こってくる出来事に対して、「いい・悪い」とか、「好き・嫌い」とかいうのは、その人の置かれている立場によって違うし、時間が経過するとまた違ってきたりします。

例えば、誰かに耳の痛い、いや~なことを言われたとしても、それが後になってみれば自分の役に立っていたり・・。

a0118928_2241437.jpg私は先日、ある人からキツーい一言を言われて丸2日間落ち込んでいました。

自分が一番言われたくないような種類のことを、鋭く見抜かれてバサっと言われてしまいました。

その後もしばらくの間、その人から言われた言葉を思い出しては暗い気持ちになっていたのですが、その時同時に思ったのは、「自分は欲張りだなぁ」ということでした。

相手の人からこう見られたい、とか、自分はこうであるはずだとか、そういう思いが強いから何か言われると傷ついたり反発心がわいたりするんですよね。

誰かから嫌なことを言われたり、文句を言われたりすると、いつも思い出すお師匠様(スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師)の教えがあります。

自分の悪口を言う人がいたら、自分の家の敷地内に家を建てて、そこに住まわせなさい。
なぜなら、その人は自分の欠点を教えてくれる、いわば自分に光を与えてくれる人だからです。
  


というような教えです。
誰かに何かを指摘されて落ち込んだとき、いつもこの教えを思い出します。
思い出すたび、前向きな、優しい気持ちになります。
もちろん、すぐにそうは思えないことも、よくありますけどね・・・。


sachie
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by ramram-yoga | 2011-02-11 22:42 | ことば・メッセージ | Comments(2)
認知行動療法としてのヨーガ療法
10回コースで行っている瞑想コース、今日のテーマは「苦行(タパス)」でした。
「苦行」というと、厳しくて辛いイメージがありますが、ヨーガにおける苦行とは、熱心に何かに取り組んだり律したりすることも含めて幅広い意味を指します。

また、ただ何も問題もなく平和な状態より、問題や障害があって苦しんだり大変な状況に置かれている方が、人間として成長できますよ、という教えでもあります。
今回の瞑想では、当時は苦しかったり辛かったりしたことが、今思えば自分にとってプラスになっていたことについて、過去のそれぞれの経験を調べていただきました。
今回も、参加者の皆様には貴重で深いお話を聞かせていただき、私自身も本当にすばらしい勉強をさせていただきました。

a0118928_1375269.jpg瞑想コースで特に大切にしているのが、瞑想後、それぞれの方にお調べいただいたことをお話していただく(言語化する)ことです。
瞑想コースも今回で7回目となり、回を重ねるごとに参加者の皆様がご自分の思いをスムーズに言葉にされていることに、私も驚きを感じています。
当の私も、インストラクター養成コースで言語化の訓練を何度もさせられたので、それで大分自分のことを人に話すことに抵抗を感じなくなりました。
本当に、言語化というのは練習することでどんどん上手にできるようになると感じています。


**************


さて、この「言語化」についてですが、たったこれだけのことで驚くほどの効果があるとされています。
実際、自分自身もこの言語化することのすごさを日々感じています。
それは、思いや経験を言葉にすることが、いつも主観的に捉えがちな自己像を客観視するきっかけを与えてくれるからだ、と言えると思います。

ところで最近、うつ病に対する効果的な治療法として注目を浴びているのが、認知行動療法です。
認知行動療法とは、物事を解釈したり理解する仕方の修正(認知の修正)を行うことで、行動を変容させていこうとする療法であり、うつ病のほかにもパニック障害や不安神経症、摂食障害などに有効とされています。
去年の4月より保険適応にもなり、厚生労働省もこの認知行動療法の普及に力を入れているところだ、ということです。
この認知行動療法の技法の中でも頻繁に使われている技法こそが「言語化」であり、まさにヨーガ療法の瞑想でやっていることそのもの、ですね。

ただ事実を事実として確認するだけで、過去の出来事に対するイメージが塗り替えられたり、問題点がクリアになったり、深刻だと思っていたことは実際はそうでなかったり・・・。
ヨーガ療法や内観とも通じる認知行動療法、いろんな効果が期待できそうです。



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by ramram-yoga | 2011-02-09 00:10 | 瞑想 | Comments(5)