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好意的な世界の中に私たちは生きている
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この世のどんなものでも
有害なものは一つとしてありません。
あなた方は敵意に満ちた世界に
住んでいるわけではないのです。

実は、あなた方を完全なる存在へと成長させ、
助力してくれるためにこれらの物事は存在しており、
その真っただ中に、
あなたは存在せしめられているのです。 

   スワミ・チダナンダ著「真理への解放」より




大好きな文章です。

この世界観、素敵だと思いませんか。

私はこの文章を読んで、小学校低学年だった頃のことを思い出しました。
その日は学校に体操服を持っていかなければならなかったのに、学校についてから体操服を忘れていることに気づきました。
気づいた瞬間、下腹のあたりがドーンと重たくなり、足がすくんで、冷や汗が出てきました。
・・・忘れ物をしたときだけではなく、何か失敗をしてしまった時、いつもその体の感覚がやって来ました。
失敗を極度に恐れ、失敗しないように細心の注意を払っていた私。
しかしどうしてもなくならずたびたびしてしまう失敗によって、その都度自分が苦しめられ責められているように感じていました。
何もなくても、次にいつ悪いことが起きるのかといつもびくびくしていた、まさにその頃世界は私に対して敵意を持っているように感じられていました。

今思えば無知な、幼い世界観でした。
しかし、実際は大学生になり、社会人になっても、その幼い世界観を終わらせてはいませんでした。
いつも、また何か悪いことが起きるのではないかと、びくびくしていました。
そして失敗すると、あの幼い頃の冷や汗が出る感覚がよみがえってくるのです。
あぁ、やっぱりまた悪いことが起こった。
やっぱり、やっぱり・・・。
そんな風にして、失敗と自責を結びつけ繰り返し繰り返し自分に刷り込んでいきました。
例えばどこかで頭を打つと、どこからともなく声が聞こえてくるような気がしていました。
「調子に乗ってんじゃないよ」って。
今思うと、自分自身が自分に暗示をかけるようにして言ってたんですね。

今なら、よくわかります。
自分のコンプレックスや劣等感によって、見る世界をずいぶん歪めていたことが。
今ではどこかで頭を打っても、もう以前のように声は聞こえてきません。

チダナンダ大師様は、次のように続けておられます。

 こうして万物はあなた方を助けんと欲しており、
 あらゆる物事はあなた方の成長のための一部にもなっているのです。
 
 ですからもし私たちがこの事実を見て取ることができさえすれば、
 私たちが朝から夜寝るまでに出会う、
 私たちの成長を助ける個々のものすべての役立て方を考えてゆくことが、
 本当にワクワクするような生涯にわたる学習となるはずなのです。
 こうした役立て方の探求には、
 決して終わりということがありません。・・・



こんな物事の捉え方ができるようになるために、
無知や傲慢さを少しでも解放していくことができますように・・・。



sachie
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by ramram-yoga | 2009-09-29 21:50 | ことば・メッセージ | Comments(0)
目に映るものは・・・
新婚(?)旅行から無事帰ってきました。

ドイツ・チェコ・オーストリアと巡り、建造物や食事、音楽など満喫してきました。

中でも数々の歴史的な建造物は圧巻でした。
写真は一番印象に残ったプラハ城内にある「聖ヴィート教会」です。

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内部に入ると、そのスケールの大きさに圧倒され、もう言葉が出ません。

とにかく、ステンドグラスが美しかった。

ふと、人間をここまで美しさに駆り立てるものは何だろう、と思いました。

ここまで美しいと感じさせたのは、単に外見だけではなく、そこに祈りがあったからだと思います。

当時の人々の宗教的な高みに達しようとする祈りに触れたような気がして、涙が止まらなくなりました。

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もうひとつ。
旅行中読んでいた、ヘッセ“デミアン”の一節より。


  わたしたちの見る事物はね-・・・
  わたしたちが心のなかにもっているのと、
  同じものなんだよ。
  わたしたちが心のなかにもっているのよりほ
  かには、現実なんてありはしないのさ。



読んでいると、登場人物がヨーガの哲学で言われていることとそっくりなことをよく言っているので、不思議に思って後で調べてみると、ヘッセは東洋的な思想にも親しんでいたのだそうです。

毎日生きている世界はいかにも現実のようでも、実は心の合わせ鏡のようなものであって、外に見る世界は自分の心の投影である・・・

というのは、ギャーナ・ヨーガ(知識のヨーガ)で言われていることです。

a0118928_1355099.jpgこちらはドイツの野原に沈む夕日。

綺麗なものを見て感動したとき、
「自分の中に綺麗と思える心があるからこそ感動できるんだな」
と思います。


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by ramram-yoga | 2009-09-28 01:36 | ことば・メッセージ | Comments(8)
しばらく留守にいたします
私事ですけれども、明日から9日間ほど新婚旅行に出かけます。

結婚してもう1年半も経っていますが“新婚”ということにしておきます(笑)

行き先は今まで全く縁の無かった中欧の国々です。

つきましては、ブログもしばらくの間、お休みいたします。

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今回旅のお供をしてくれる本は・・・

・せっかくドイツに行くので
ヘルマン・ヘッセとゲーテの本

・それとヨーガの本
チダナンダ大師様の「真理への開放」
ヴィラジェシュワラ大師様の
「科学で解くバカヴァッドギーター」


それでは、行ってきます。



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by ramram-yoga | 2009-09-17 23:41 | Infomation | Comments(8)
ヨーガ・セラピー
ラムラムでは、ヨーガ・セラピーの技法を取り入れたプログラムを行っていますが、中でもよく行っている「サイクリック・メディテーション」という一連のプログラムがあります。

これは、精神状態を安定させることが分かっています。

定期的に続けていると、抑うつ・怒り・不安・敵意・恐怖などが低下し、活力が増してくる、そういった実験結果が出ています。

そんなに難しいことをしているのではないのに、です。


a0118928_23145531.jpg少し専門的に言うと、緊張と弛緩を繰り返し意識することで視床下部に働きかけ、免疫系・ホルモンバランス・自律神経系を整えていきます。


でも、やっていることはとってもシンプルで、やさしいんです。

コツは、ちょっとした意識の使い方。

日常の出来事や考え事から心を離し、ただ、ヨーガを通して“今ここに息づいている自分”に気づくのです。



日本ヨーガニケタンのリンクページには、ヨーガ・セラピーが受けられる全国各地のヨーガ教室が紹介されています。

これからも、ヨーガセラピーの需要に応えられるような環境に、少しずつなっていけばいいなぁと思います^^



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by ramram-yoga | 2009-09-14 22:41 | YOGA | Comments(0)
困難に直面したときには
a0118928_6275942.jpg 天の将に大任を是の人に降さんとするや、
 必ず先ずその心志(しんし)を苦しめ、
 その筋骨を労せしめ、その体膚を餓せしめ、
 その身行を空乏(くうぼう)せしめ、
 その為さんとする所を払乱せしむ。
 心を動かし性を忍ばせ、
 その能くせざる所を増益せしむる所以なり。


 (天が重大な任務を
  ある人に与えようとする時には、
  必ずまずその人の精神を苦しめ、
  その筋骨を疲れさせ、
  その肉体を飢え苦しませ、
  その行動を失敗させ、
  行おうとする意図と
  食い違うようにさせるものだ。
  これは天がその人の心を発憤させ、
  性格を辛抱強くさせ、
  できなかったことをできるようにさせるための試練である。)

これは、孟子の言葉であり、タビオ会長の越智直正さんが独立の苦しい時代に、ともすれば挫けそうになる心を必死で奮い立たせようと繰り返し口ずさんでおられた言葉なのだそうです(月刊雑誌「致知」より)。

以前、プロスポーツ選手のメンタルトレーナーをしている白石豊さんも同じようなことを次のように言っておられました。

 がんばっていれば、必ず壁にぶち当たる。
 壁にぶち当たるのは、がんばっていないからだと普通は思うが、
 実は逆で、がんばっているから壁にぶち当たるのだ。
 そして、一つの道を究めて大成できるかできないかは、
 数々の壁を乗り越えた後に訪れる最大の困難-どうしようもなく窮地に立たされた状態-、
 それを乗り越えられるかどうか、なのだ。

困難に直面したときにそれに立ち向かう勇気をくれるお2人の言葉です。


(写真は、以前富士山に行く途中の浜名湖で取ったものです^^)


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by ramram-yoga | 2009-09-12 06:15 | ことば・メッセージ | Comments(0)
アーユルヴェーダ講習会
昨日、ヨーガ・ニケタン大阪支部(西宮市)にて、アーユルヴェーダの講習会がありました。
アーユルヴェーダとはインドの伝承医学であり、アーユ(生命)とヴェーダ(科学・知識)の言葉を合わせ「生命の科学」とも呼ばれています。

講師は、インドの有名なアーユルヴェーダドクターである、Dr.ビーマ・バット氏。
毎年のように来日され、治療や講演を行っておられますが、インドでは首相や日本大使にアーユルヴェーダの施術をすることもあるほど優秀の先生なのだそうです。

講義は3時間、前半はアーユルヴェーダの概要や現代における位置づけについて、また後半はアーユルヴェーダの実際の治療場面や使用する薬草などをスライドで紹介していただきました。

a0118928_11415880.jpgアーユルヴェーダと一言に言っても、本当に幅広く奥深いです。
ごま油を体に塗ったりするなど手軽なことから、気持ちの持ち方など人生哲学にいたるまで、ホリスティックに人間を捉える学問ですので、3時間の講義ではもちろん全く足らずあっという間に過ぎてしまいました。

講義の中で、特に印象に残ったのは、バッド先生が統合医療について話されたことでした。
世界には現代西洋医学の他に、アーユルヴェーダ、ホメオパシー、ヨーガ、ナチュロパシー、中医学、針灸など様々な医療体系があるが、これからの時代はすべての医学体系の良いところを取り入れて、統合医療科学を作ることが大切、そうおっしゃっていました。

日本でも統合医療の概念が入ってきつつありますが、インドのトップクラスのアーユルヴェーダドクターも、アーユルヴェーダに固執した考えが全く無く、その柔軟で聡明な態度に感心させられました。

他に、紹介されていたアーユルヴェーダの理論に対しては、ちょっと複雑な印象を受けました。
アロエとかゴーヤとか、身近な食材も紹介されていましたけどね。
しかし、ヨーガとアーユルヴェーダはコインの表と裏に例えられるほど密接な関係にあるということなので、また機会があれば勉強したいと思います^^

(写真は先日通りがかりの花壇に咲いていた、かわいいお花です)

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by ramram-yoga | 2009-09-10 11:19 | アーユルヴェーダ | Comments(10)
月の光
こちらからは雲に隠れていますが、今日は満月です。

みなさんのところからは、見えますか。


月の光 ―Clair de Lune― ドビュッシー



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by ramram-yoga | 2009-09-04 22:03 | music | Comments(4)
スイッチ・オンの生き方
―人間の全遺伝子情報(ゲノム)の差は、ノーベル賞をもらう天才と普通の人を比べると、わずか0.5%の差しかありません。
 遺伝子(ゲノム)のレベルでみれば、人間は99.5%同じだということです。―
                           本文より

a0118928_16522490.jpg遺伝子工学で世界をリードする研究者の一人であり、筑波大学名誉教授の村上和雄さんの書かれた著書です。
村上さんの50年にわたる遺伝子研究の総決算書でもある著書だけあって、内容は濃く、しかしシンプルかつ誰にでもわかるやさしい言葉で書かれています。

最近、心の持ち方が身体に大きく影響するとより強く感じるようになったのは、この本を読んだのがきっかけでした。

村上さんによると、遺伝子には“オン”の状態と“オフ”の状態があるのだそうです。
そして、人間のような高等な動物の遺伝子は、ほとんどが“オフ”の状態で眠っているのだそうです。
なので、自分が「ここまで」と思っている限界は決して限界ではなく、それどころか、頭で考えて「こんなことはダメだろう」と思うようなことも可能にする能力を、私たちの遺伝子は持っているのだそうです。

では、どうすれば眠っている遺伝子を“オン”にして、最大限の力を発揮することができるのか?
その一番キーになることは、私たちの心のありようなのだそうです。

a0118928_16555293.jpg明るい・前向き・笑顔

といったポジティブな心が、無限の可能性を秘めた遺伝子のスイッチをオンにしてくれるのだそうです。

そして自分で限界を決めてしまわず、決してあきらめないこと。
大切なことだって思ってはいるけれど、科学者から言われると、また説得力がありますね^^

さぁ今日も、笑顔で過ごそう。
そして、つらいことや苦しいことがあっても、笑顔を忘れずにいたいな。



(写真は、先日の夕空です。しばらく見とれてしまいました。)

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by ramram-yoga | 2009-09-03 16:53 | | Comments(2)
富士山でヨーガ
8月30日・31日と、富士登山へ行って帰ってきました。
激しい暴風雨のため7合目(標高2780m)以上は進めず途中で下山しましたが、そんな中でもいろいろと面白く楽しい経験ができました。
日ごろヨーガを学ばせていただいて、心の持ち方や呼吸状態が身体に大きく影響することをよく実感するので、今回は特に自分の心と体を観察しながら登山してみました。

また、登山中にヨーガをちょくちょく取り入れてみました。

まずは、呼吸法。
高地順応のためにときどき行いながら登っていきました。
以前インド・ヒマラヤのロータン峠(標高約4000m)で、呼吸法を数種類行った時は、血中酸素濃度(SpO2)が70%台から80%台へ、約10%アップしました。
つまり、呼吸法を行うとそれだけ酸素を体内に取り込むことができるということですが、今回もそのおかげか高山病の症状とは無縁で登山ができました。

また、一歩一歩歩くリズムと呼吸に合わせて、心の中でマントラ(真言)を唱えながら登ってみると、これが不思議ととっても足取りが軽くなりました。
他の仲間の1人は、般若心経を唱えながら登っていたそうで、それもなかなか良かったみたいです。

他にも、7合目の山小屋でアーサナ(ポーズ)や瞑想もやってみましたが、やはり心身の状態が平地とは少し違った印象を受けました。
いつも登山をすると思うことですが、標高が高いということ自体が精神を高みに引き上げてくれるような、そんな気がします。

もともと標高3000~4000m級のインドの山奥で行われていたヨーガですが、その何千年も前から為されていた修行の様子をちょっとだけ垣間見たような気がしました。
現代でこそ、ヨーガの効果が科学的に証明される時代になりましたが、その技術が全くない大昔にヨーガを体系化した先達の偉大さを、改めて感じました。

登山中はとにかく天候が激しく荒れました。
しかし、私の師匠である木村慧心先生もよくおっしゃられますが、ヨーガ行者はわざと標高の高い過酷な状況に身をおいて、厳しい環境や予想外の出来事に取り込まれず自分の中に確固たる真実を見出す、という修行を行ってきたのですから、その意味では今回はとてもいい修行になったのでは・・・?
a0118928_2094384.jpgと、ポジティブシンキングです^^

帰り際に富士山が雲の中からちょっと姿を現してくれました。
「またおいで」って、言ってくれてるみたいでした。


sachie
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by ramram-yoga | 2009-09-01 19:28 | YOGA | Comments(0)