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カテゴリ:本( 75 )
スイッチ・オンの生き方
―人間の全遺伝子情報(ゲノム)の差は、ノーベル賞をもらう天才と普通の人を比べると、わずか0.5%の差しかありません。
 遺伝子(ゲノム)のレベルでみれば、人間は99.5%同じだということです。―
                           本文より

a0118928_16522490.jpg遺伝子工学で世界をリードする研究者の一人であり、筑波大学名誉教授の村上和雄さんの書かれた著書です。
村上さんの50年にわたる遺伝子研究の総決算書でもある著書だけあって、内容は濃く、しかしシンプルかつ誰にでもわかるやさしい言葉で書かれています。

最近、心の持ち方が身体に大きく影響するとより強く感じるようになったのは、この本を読んだのがきっかけでした。

村上さんによると、遺伝子には“オン”の状態と“オフ”の状態があるのだそうです。
そして、人間のような高等な動物の遺伝子は、ほとんどが“オフ”の状態で眠っているのだそうです。
なので、自分が「ここまで」と思っている限界は決して限界ではなく、それどころか、頭で考えて「こんなことはダメだろう」と思うようなことも可能にする能力を、私たちの遺伝子は持っているのだそうです。

では、どうすれば眠っている遺伝子を“オン”にして、最大限の力を発揮することができるのか?
その一番キーになることは、私たちの心のありようなのだそうです。

a0118928_16555293.jpg明るい・前向き・笑顔

といったポジティブな心が、無限の可能性を秘めた遺伝子のスイッチをオンにしてくれるのだそうです。

そして自分で限界を決めてしまわず、決してあきらめないこと。
大切なことだって思ってはいるけれど、科学者から言われると、また説得力がありますね^^

さぁ今日も、笑顔で過ごそう。
そして、つらいことや苦しいことがあっても、笑顔を忘れずにいたいな。



(写真は、先日の夕空です。しばらく見とれてしまいました。)

sachie
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by ramram-yoga | 2009-09-03 16:53 | | Comments(2)
凡事徹底
心が洗われるような本に出会いました。

イエローハット元社長である、鍵山秀三郎氏の「凡事徹底(ぼんじてってい)」という本です。

鍵山氏は社長に就任してから一日も欠かすことなく、誰もが一番嫌がるトイレ掃除を毎日徹底してされていたそうです。

“才能のない私自身がこの世の中を渡っていくためには、悪いことをするか、あるいは、徹底して平凡なことをきちっとやっていくかのどちらかしかありませんでした”

というような文章の端々にも謙虚さを感じさせられ本当に偉大なお方だなと思います。


本の最初には「鄙事(ひじ)多能」という言葉が紹介されています。

a0118928_8144683.jpg
・・・世の中の人はだれでも特別になりたい、人より頭一つでも抜きん出て特別な人生を送りたいと思うものだ。

これは人間だけでなく、犬でも猫でもそうで、同類の中で特別でありたいというのが動物の本能である。

しかし、実は世の中に特別なこととか特別なものは何もないのだ、と。

それより大切なのは普通の人たちが雑事として扱う簡単なことをいかに極めていくかが大切である。

例えば、朝起きたら布団をたたむとか、掃除をするとか、そういった身辺の雑事に対していつも多能で、器用であれ、と。


難しいこと、大きいことにばかり気をとられるのではなく、日常の何気ないことに光を当てて大切にする鍵山さんのお人柄を感じます。

そして、何気ない出来事をもっと楽しめそうな気がしてきます。
今朝、片付けや掃除をいつもより心を込めてやってみました^^




sachie
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by ramram-yoga | 2009-08-12 08:23 | | Comments(0)
「チベット旅行記」河口慧海

「チベットわが祖国」に引き続き、チベット関連の本を読んでいます。
著者の河口慧海 (かわぐち・えかい)さんは慶応~明治時代を生きた僧侶で、仏典の原書を求め日本人で始めてチベットの入境を果たした方です。
この本を読むと、そのチベットを求めた何年にも及ぶ旅の、慧海師の息遣いが伝わってきて、とてもエキサイティングで感動的な本です。

a0118928_1215984.jpg中でも何に一番感動したかというと、慧海師の崇高な人間性です。
仏教の根本を確かめたい一心で何年もかけてチベットへ渡るための準備をした緻密さ、
旅先で出会う人出会う人に親切にする愛情の深さ、
どんなに困難に突き当たっても、その中に幸せや心の静けさを見出せる聡明さ、
そして何よりも、決してぶれることのない情熱と純粋さ。
こんな方が生きていた、ということを同じ人間として嬉しく、誇りに思いました。

旅行記には、慧海師が何度か死の危機に直面する場面が出てきます。
あるとき川を渡っているときに急流に飲み込まれて、もう死ぬかもしれないと思ったとき、師は遠のく意識の中で臨終の願を立てます。

「わが本来の願望は遂げられなかったが、わが最恩人である父母と朋友信者のために、もういちど生まれ変わって、仏法の恩に報ずることができますように・・・」

と、自分のことは置いておいて、日本に残してきた家族や友人、信者さんのことを考え願いながら死のうとしていきます。

自分の最期を思ったときにこのような心でいることができる、その清らかさに思わず泣いてしまいました。


本を読み進めていると、慧海師とダライ・ラマ法王の価値観が重なっていくような気がしています。
お二人ともその崇高なお人柄の背景に、仏教への深い理解と実践があることを感じさせられます。


sachie
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by ramram-yoga | 2009-08-03 12:15 | | Comments(0)
チベットわが祖国
「チベットわが祖国」 ダライ・ラマ著

先日、チベットに行かれた知人に紹介してもらい、今深い感動と共に読んでいる本です。

チベットに強烈に惹かれていた学生時代、来日されたダライ・ラマ14世の講演会に運よく当選し、聴きに行ったことがあります。

実際にお会いしたダライ・ラマ法王は近寄り難さなど全く感じさせず、おちゃめで人懐っこくて、そしてその存在だけで、こちらの心も温かいもので満たされるような、愛にみちた雰囲気を持っておられる方でした。

この本は生い立ちから即位、そして中国からの侵略、亡命と様々な出来事の中を生きてこられたダライ・ラマ14世ご自身の自叙伝として書かれています。

a0118928_22592667.jpg

ダライ・ラマ法王の亡命について、実はあまり詳しく知りませんでした。
弾圧を仕掛けてくる中国側、そして苦しみにあえぐチベットの人々との間に立って、葛藤し苦渋の決断を迫られながら、いかにして平和への道を探し出されていったのか、初めて知りました。

本を読んでいるうちに、自分の心がだんだんと静かになっていくのを感じていました。
法王のもっておられる静けさかが、文章から伝わってきたからでしょうか。

淡々とした文章の中に、チベットの人々の崇高な民族性、チベットの自然の美しさなど、祖国に対する愛情を感じます。
そして、弾圧をしてくる中国の人々にも哀れみと理解をもって対することのできる、民族の境を越えた、生死の境をも越えたような深い洞察力。

今日読み始めましたが、明日には読み終わってしまいそうです。


sachie
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by ramram-yoga | 2009-07-22 23:22 | | Comments(2)
奇跡の脳
アメリカ・タイム誌の「2008年世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた、神経解剖学者のジル・ボルト・テイラー氏は、自身の著書「奇跡の脳」の中で、“自分”という感覚についてとても興味深いことを言っています。

“自分”という「個の感覚」は、脳のある領域(=方位定位連合野)が作用することによって作り出されている。
つまり、その領域が脳出血などによって侵されると、“自分”という感覚がまったく別物になってしまう、ということである。

a0118928_22544359.jpg著者のジル・ボルト・テイラー氏は自身の脳出血を通して、その衝撃的な感覚を味わったのだそうです。

左脳にある“個の意識を感じる部分”が侵されたとき、彼女は『自分自身を固体として感じることをやめ、流体として認知する(宇宙とひとつになる)ようになった』のだそうです。

そして訪れたのは、大きな歓びと一体感だった、と。


こんなことを知ると、思うことがあります。

当たり前のように思っている「私」って、いったい何だろう?

普段「私」と「他人」を当たり前のように分けている、その感覚自体、実は当たり前ではないのかな・・・?

ところで、チベットの僧侶とフランシスコの修道女が、ある実験で瞑想や祈りをした時にも、“個の意識を感じる部分”の脳の活動が低下する実験結果が出たのだそうです。

a0118928_22545753.jpgつまり、自分と他人との区別が弱まって一体感を感じる、人間の脳にはその能力が機能として備わっているということです。

そして、脳のどの機能を優位に働かせるかは、自分の選択次第なのだそうです。

ちなみにジル氏は脳出血の後遺症から長い年月をかけて奇跡的に回復し、この「奇跡の脳」を執筆しました。

学者ならではの視点から綴られた脳卒中患者の心理や回復劇には、感動させられっぱなしでした。


(写真は歩いていて見つけた道端のお花。淡いパープルの花びらが素敵。)

sachie
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by ramram-yoga | 2009-07-19 12:56 | | Comments(0)