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カテゴリ:大学院生活( 8 )
基礎の学び
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大学院修士課程2年の前期が、始まりました。
一年前は何も分からずにキョロキョロしていた自分が、もう先輩になってしましました。
なんとも頼りない先輩だなと思いながらも、“M2(修士課程2年の略称)さん”と呼ばれることが新鮮で嬉しくもあります。

さて、1年目はとにかく、忙しかった。
“息をつく間もないほど忙しい”とはこのことを言うのかと、思いました。
高速を使って週に4~5日、片道1時間かけて大学に通い、合間に仕事。
終わったと思えばすっ飛んで保育園へお迎え。
その後は家事や入浴を終わらせ、子どもを寝かしつけた後に、院の課題や学会発表の準備、論文を書く時間を半ば無理やりねじ込む。
充実していました。
しかしそれは外側からみた状態であって、ただ忙しく暇がないというのが充実の本質ではない。

私はといえば、この一年間、自主的な勉強がほとんどできていませんでした。
いくら高度なことを学んでも、素晴らしい講義を聴いて感動しても、そこからプラスアルファして自分の実になるよう発展させていくような勉強が、全くできていませんでした。

でも。
この春からは授業もぐっと減り、自分のペースでやっていけそうです。
前々から読もうと思っていた本を、今日やっと机の上で開くことができました。
1年の授業で、精神医学を学ぶなら是非この本を、と、精神科医でもある先生にご紹介いただきました。
読んでみるとなるほど、紹介していただいた意味が分かったような気がしました。
著者のお一人の中井久夫先生は著明な方ですが、分かりやすく、そして医学書にしては珍しく美しさを感じさせる文章表現の奥に、確固とした哲学が息づいているように感じました。
また、精神病理を理解していくにも、心理学とは一味もふた味も違った視点や感性が、あるように思います。
そして同時に、やはりこのような基礎の勉強が大切だなと、しみじみ思いました。

10年前、22歳で病院に就職した時、職場の図書館にある医学書を借りて帰っては、ノートに書き写しながら勉強をしていた頃のことを、懐かしく思い出していました。
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by ramram-yoga | 2015-04-11 22:03 | 大学院生活
記憶は身体とともに
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先日は大学で丸1日、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)の実習がありました。
EMDRは今年NHKスペシャルでも放映されたこともあり、PTSDの治療法として注目を浴びています。
今日の実習を通して、EMDRはその人が本来持っている“治癒力”を、最大限に引き出す為の手法であると、感じました。

大学院に入学した時、先生から“あなたたちはもう、普通の女の子には戻れませんよ”と言われて少しドッキリしたのですが、本当にそうなのかもしれません(すでに女の子とは呼べない年齢であることは別として)。
トレーニングを受けていると、時々自分でも意図せずして、未消化の記憶がふと顔を出してくることがあります。
今日も途中から、気を緩めると涙が出てきそうでした。
過去の悲しい記憶からスタートしたはずのに、セッションが終わる頃に感じたのは“自分は大切にされている”という考えとともに身体に広がった何ともいえないあたたかさでした。

私たちはなんて多くの記憶と、それに対する感情を抱えて、生きているのでしょうね。
そしてそれらを、普段は意識の奥底に押しやって、あたかも忘れているような気にさえなって。
この生を終えるまでにそれをどのくらい、意識上に拾い上げて、手放していけるのでしょうか…。

実習の最後に先生がおっしゃったひと言が、印象に残りました。

「最後は、身体感覚です。
 記憶は身体感覚と共にあります。
 身体は嘘をつきません。」


身体はいつでも、立ち戻るべき場所を教えてくれる重要な手がかりとなることを、再確認させてもらいました。
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by ramram-yoga | 2014-12-22 00:39 | 大学院生活
今年ももう終わり
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今年の春から始まった2年間の大学院生活も、もう2/3が経過しました。
1年目は授業が多く、とにかくインプットの毎日でした。
私の通っている大学院は様々な分野のトラウマケアに携わっている先生がいらっしゃり、様々な視点から学べたのは収穫でした。
また、12月の初旬には修士論文の構想発表会がありましたが、2年生の先輩を含め心理学の内でも多分野からの意見やアドバイスをいただき、学生ならではのありがたさを感じまた。

その一方で、理性ばかりが活性化し、感性がおろそかになっているような感覚がしています。
めまぐるしい毎日に巻き込まれ、心静かに内省する時間が上手く取れていませんでした。
久しぶりにほっとして自分を感じてみると、何か胸のあたりに詰まっている感じがすることに気づきました。
そういえば最近少し呼吸が浅いし、泣いていない。
ということは、からだとこころがゆるんでいない。
生まれて初めて“咳喘息”の症状が出たのも、そのせいかもしれない。
こうして言葉を書いていても、なかなかすらすらと出てきません。
少し、排出が必要なようです。

・・・今年の授業もあと1日で終わり。
そんな今日、ずっと元気に保育園に通っていた息子が熱を出し、学校を早退してゆっくり一緒に過ごしました。
そして、久しくこんなにゆったりした気持ちになっていなかったことに、気づきました。
ということは、息子も同じだったのかもしれません。
いつも絶妙なタイミングで体調を崩す、息子です。
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by ramram-yoga | 2014-12-20 00:32 | 大学院生活
後期の授業がスタート
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夏休みもあっという間に終わり、10月から後期の授業が始まりました。
気候もよくなり、息子も毎日元気に保育所に行き、順調な滑り出しです。

さて、大学院の講義を受けて改めて感じますが、心理学関係のそれぞれの分野の専門家の話をきくことができ、リアルタイムに質疑応答ができることのありがたさを感じています。

今日はこれから、トラウマ回復支援論の最初の講義があります。
PTSDに対して有効性がある心理療法として、最近メディアでも話題になっているEMDRですが、なんと日本における第一人者の市井先生から直接授業を受けることができます。
入学前からとても楽しみにしていた講義です。
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by ramram-yoga | 2014-10-09 09:06 | 大学院生活
前期が無事終了
1ヶ月ぶりの更新です。
大学院生活1年目の怒涛の前期が、終わろうとしています。
特に6,7月は忙しく、どうなることやらと思っていたのですが、なんとか無事に全てこなすことができました。
また、休めない日が何週間か続くうちに、“活動しながらにして回復する”とい術を身に着けることができたようです。
これは思わぬ収穫でした。


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a0118928_1582287.jpg大学院ではクラスメイトや先輩にめぐまれ、たくさんの刺激をもらっています。

あと、驚いたのは先生方のタフさ加減でしょうか。

私の指導教員の先生はもうすぐ還暦でいらっしゃるというのに、ものすごい意欲、尽きることない好奇心、そしてグングン突き進んでいく推進力。

圧巻です。

ひとつ気がかりなのは、自発的な勉強がほとんどできていないということ。

とにかく、前期は本や論文を読んだりする時間がほとんど取れませんでした。

後期は少し授業も減るので、今後は学会発表等の活動を少し控え、修士論文に集中しなければ。


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4月から保育所が変わった息子も、すっかり慣れたようです。

そして、週に1日はゆっくり一緒に過ごし、思いっきり楽しいことをすることで、息子も私も満足して新しい週を迎えられることが分かり、そういったお互いのペースもできてきました。

a0118928_15293850.jpgこちらは息子の最近定番の、朝のおにぎり定食。

海苔のおにぎりが、大好き。

このあと決まっておかわりし、小ぶりながらも5,6個はペロッとたいらげて、元気いっぱい保育所へ出動です。
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by ramram-yoga | 2014-07-26 15:25 | 大学院生活
マジョリティとマイノリティ
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大学院の、ある授業でのひとコマ。

「僕は、生き生きと充実した生活をしている人には興味はない。
 興味があるのは、失意の中にある人だ。」

と、その授業の最初に仰った先生は、“このクラスの中に1人か2人はいるだろう、現在失意の中にいる人へ”と前置きをして、新聞の切り抜きを朗読されました。
そこには、激励などではなく、上手くいかないときは上手くいかないなりに、失態をしてしまったときは失態したなりに、そんな自分から目を背けたり逃げたりするのではなく、そこに留まり、誠実に淡々と対処していく勇気をもらえるような、静かで力強いメッセージがこめられていました。

今の世間を流れる風潮には、失敗を一度したらそれでお終いで、失敗は許されないというようなニュアンスがあるように感じられます。
また、集団では特に、声を大にして発せられる意見や多数派に多く注目が向けられ、マジョリティがあたかもその集団そのものを代表するかのように錯覚されてしまうことは、少なくないと思います。
しかし、本当は“大多数=全う”とか“大多数=正常”では無いはずです。
声にならない声、弱い立場にある人、少数派は、決して軽んじられるものではないから。
少しハッとさせられた、今回のメッセージでした。

・・・・・

私が所属している臨床心理学コースには、12人の多様流派の先生がいらっしゃるのですが、まず驚いたのは、それぞれの先生の個性の強さです。
同じ心理臨床に携わっている人でも、こんなにも多様な立場に立ち、こんなにも違う意見になるのか、と。
しかし、高い専門性、研究者としてのプロ意識、クライアントの利益を最優先に考える姿勢などに大いに刺激を受け、臨床・研究に携わる者としての自分のあるべき姿について、示唆をいただいています。


(写真は、大学敷地内にて。)
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by ramram-yoga | 2014-05-03 12:05 | 大学院生活
新生活が始まって1ヶ月
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大学院生活が始まって、もうはや1ヶ月が経とうとしています。
所属ゼミも無事に決まり、日々のルーティーンにもだんだんとリズムがついてきました。

息子の方も、元気に保育園に通っていますが、先日39度の高熱を出しました。
4月からの新しい生活で緊張し、その疲れが出たのだと思います。
学校の用事を調整し、久しぶりに息子とゆっくり一緒に過ごしている間、息子は嬉しそうにしていましたが、私にとってもほっとできる嬉しい時間でした。

「おかあさん、だいすきよ」
「おかあさん、いつも、ありがと」
「おかあさん、いっしょうけんめい」

と、まだ少したどたどしい口調で私を応援してくれる息子。
3歳にもならない子どもの、時々見せるとても大人びた一面に、驚かされることがあります。
そして思います。
もっと我がままでいいよ、もっと駄々をこねてもいいんだよ、と。
一方で、疲れを知らず生命力いっぱいに遊ぶ姿や、子どもならではの独特の世界観や空想の中で遊ぶ姿に、とっても元気をもらっています。
あわただしく毎日が過ぎていく一方で、子どもとのかけがえのない一日一日も過ぎていきます。


(写真は、大学に咲き乱れている八重桜。満開です。)
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by ramram-yoga | 2014-04-26 16:45 | 大学院生活
大学院生活のスタート
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この春から、兵庫教育大学大学院に入学しました。
どこに所属しているかというと、少々長ったらしいのですが、学校教育研究科 人間発達専攻 臨床心理学コース です。
規模が大きい大学院大学なので、今年入学した院生だけで約300人、教育大学なので現職の教員の方が大勢学びに来られていることもあり、とても活気があります。
臨床心理コースの1年も30人という大所帯。
10歳年下のキラキラピチピチした院生さんに囲まれ、私って歳取ったんだなぁと実感しながら、フレッシュなエネルギーをもらいながら(吸い取りながら?)、毎日奮闘しています。

大学はとっても緑豊かで四季の豊かな色彩が感じられます。
また、きれいに風景やお花など、こちらでもご紹介できればと思います。

この春は同時に、もうすぐ3歳になる息子の保育所転所があり、息つく暇もないほどばたばたとしていましたが、今週に入って少し落ち着きました。
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息子は“イヤイヤ期”なるものがある時を境にびっくりするほど落ち着き、言葉での意思疎通ができるようになってきました。
きっと今、彼の前頭葉はものすごい勢いで発達中。
そして、元気いっぱいです。
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by ramram-yoga | 2014-04-17 09:55 | 大学院生活