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奇跡の脳
アメリカ・タイム誌の「2008年世界で最も影響力のある100人」にも選ばれた、神経解剖学者のジル・ボルト・テイラー氏は、自身の著書「奇跡の脳」の中で、“自分”という感覚についてとても興味深いことを言っています。

“自分”という「個の感覚」は、脳のある領域(=方位定位連合野)が作用することによって作り出されている。
つまり、その領域が脳出血などによって侵されると、“自分”という感覚がまったく別物になってしまう、ということである。

a0118928_22544359.jpg著者のジル・ボルト・テイラー氏は自身の脳出血を通して、その衝撃的な感覚を味わったのだそうです。

左脳にある“個の意識を感じる部分”が侵されたとき、彼女は『自分自身を固体として感じることをやめ、流体として認知する(宇宙とひとつになる)ようになった』のだそうです。

そして訪れたのは、大きな歓びと一体感だった、と。


こんなことを知ると、思うことがあります。

当たり前のように思っている「私」って、いったい何だろう?

普段「私」と「他人」を当たり前のように分けている、その感覚自体、実は当たり前ではないのかな・・・?

ところで、チベットの僧侶とフランシスコの修道女が、ある実験で瞑想や祈りをした時にも、“個の意識を感じる部分”の脳の活動が低下する実験結果が出たのだそうです。

a0118928_22545753.jpgつまり、自分と他人との区別が弱まって一体感を感じる、人間の脳にはその能力が機能として備わっているということです。

そして、脳のどの機能を優位に働かせるかは、自分の選択次第なのだそうです。

ちなみにジル氏は脳出血の後遺症から長い年月をかけて奇跡的に回復し、この「奇跡の脳」を執筆しました。

学者ならではの視点から綴られた脳卒中患者の心理や回復劇には、感動させられっぱなしでした。


(写真は歩いていて見つけた道端のお花。淡いパープルの花びらが素敵。)

sachie
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by ramram-yoga | 2009-07-19 12:56 |
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