昨日雑誌を見ていると、そこにIKKOさんが「夢ひとすじ」と書いているのが目にとまりました。
自分の夢を実現するために、横道にそれず目標だけに集中すること、と。
ヨーガでも、「不貪(むさぼらない)」という言葉があります。
必要以上のものを所有したり欲しがったりすることで、心を煩わせる要素が増え、それだけ目標が遠のいてしまう、ということです。
“むさぼる”と聞いただけでちょっと野蛮な感じがしてしまいますが、考えてみると日常生活の中で、どれだけ無くてもいいものを抱え込んでしまっているのだろう?と思います。
あれが欲しい、これが欲しい、今よりもっとこうしたい・・・
きれいなもの、便利なもの、美味しいもの、気持ちのいいもの。
そんなものを必死になって求めてしまう、それほどまでに、美しいものや美味しいものなど感覚的な楽しみは魅惑的なんだなぁと思います。
でも、知らず知らずのうちにそれが一番の目標になってしまっていたら、ある時ふと、とても虚しくなることがあります。
だって形あるものは全て、いつかは無くなってしまうのだから。
そして私たちは、いつかは死んでしまうのだから。
お金も、所有しているものも、死を前にしたら、何の意味も持たない。
だから、本当に自分にとって一番必要なものは、大切なものは何?と、いつも問いかけていたいと思います。
そんなとき、おのずと目標とか夢がはっきりとしてくる気がしています。