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看護の力
先日、看護学部の学生さんに授業をさせていただいたのがきっかけで、今まで自分が知っていると思っていた「看護」というものを、実はあまり理解できていないのではないかという思いを大きくしました。

また、今回の講師として私にお声がけくださった小山敦代先生の実践されている「ホリスティック・ナーシング」では、人間存在を肉体だけでなく、精神、そして魂(spirit)までをも包括したホリスティックな存在としてとらえ、アプローチしていく、ということを知りました。
ホリスティックナーシング研究会という会もあります。)

そして何より、看護師として長年経験を積まれてきた小山先生のお人柄に惹かれたということがありました。
にじみ出るあたたかな母性、そこにある種の神聖ささえ感じられました。
この方の魅力の源泉は、どこにあるのだろう?

そんな小山先生が看護学生さんにおすすめの一冊として紹介されていたのが、この本です。

看護の力 (岩波新書)

川嶋 みどり / 岩波書店



川島みどり先生は、以前所属していた日本統合医療学会でお見掛けしたことはあるのですが、実際に著書を読むのは初めてでした。
「看護」という仕事の何たるかが、やさしくきれいな日本語で書かれています。

「看護の力」は、注射や薬のような外部からの力ではなく、その人に本来備わっている治る力を上手に引き出すことにあります。

と文中にもありますが、本の中で、いくら西洋医学的な処置や投薬を行っても改善しなかった患者さんが、看護師による清拭や食べ物の工夫、触れることやあたたかな雰囲気の中での会話などによって、目を見張るような体調の改善を果たす様子が記されていました。

専門的な知識や技術はもちろんなのですが、「看護」の本質は、母親が病気になったわが子のおでこに額を当て、表情を含めて様子をよく観察し、心地よく休むことができるように環境を整える、そんな母性的な愛の延長線上にあるような気がしました。

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もう少し、看護について、いろいろ本を読んでみようと思っています。

次は、看護学生さんならだれでも教本として親しむという、ナイチンゲールの「看護覚書き」という本。
何しろ、ナイチンゲールは非常に深く、独自の自然観・哲学をその活動の根底に持っていたようです。
カルマ・ヨーガ(行為のヨーガ)の経典であるバガヴァッド・ギーターも愛読していたのだとか(これには驚きました)。
そろそろ、届くころです。
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by ramram-yoga | 2016-07-13 09:25 | | Comments(0)
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