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アーユルヴェーダ健康法
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『アーユルヴェーダ健康法』
ウパディヤ・カリンジェ・クリシュナ著


アーユルヴェーダを勉強してみたいと思った時、この本はとても分かりやすく書かれているので、初心者の方にもおすすめです。
私も今まで何度かアーユルヴェーダの講義を受けてきましたが、正直、分かるような分からないような印象を受け、アーユルヴェーダは難しいものだと、少し距離を感じていました。
しかし、この本はそのような距離感を感じさせませんでした。

しかも、決してやさしいだけでなく、アーユルヴェーダの根底を貫いている哲学等、本質的なところも外されていません。
著者は、日本のアーユルヴェーダ界ではとても有名なクリシュナ U.K. 先生です。

本は、このような出だしからはじまります。

 人生の目的は、義務(ダルマ Dharma)を遂行し、利益(アルタ Artha)を十分に手に入れ、さまざまな欲望(カーマ Karma)をかなえ、至福(モークシャ Moksa)とよばれる境地を体得することです。
 道徳や社会のルール、法律に従い、正当に利潤を得て、物質欲、名誉欲、知識欲、性欲など、さまざまな欲望を満たし、さらに、至高の幸福の境地へと至るのが人生の真の目的だというのです。
・・・・



このように、健康法について述べる本の初頭に、まず人生における目的について書かれているところは、アーユルヴェーダが単に心身の健康だけでなく、生命観や生き方をも範疇に入れる「生命の科学」である所以ですね。
真の健康とはどういうことかについて、アーユルヴェーダにははっきりとした見解があるわけです。


アーユルヴェーダを特徴づけているのは「トリ・ドーシャ説」です。
これは人間がヴァータ(風)・ピッタ(火)・カパ(火)という3種類の生理機能を軸として生命の維持をしているととらえる考え方であり、これら3つの“ドーシャ(病素)”がバランスをとり、正常に機能している状態が健康であり、バランスを崩して異常をきたしてしまった状態が病気の状態であるということになります。

さらに、生まれつきの体質として、ヴァータ体質・ピッタ体質・カパ体質、またはそれらの混合の体質に分類され、それぞれの体質の身体的性格的特徴について詳細に記されている部分はとても面白いです。

ちなみに私の体質はピッタとカパの混合体質、つまり「ピッタ・カパ」です。
ですがもともとはカパの要素が多く、性質として安定感、ゆっくり、停滞といったものがあるようです。
骨格がしっかりしていて水分をため込みやすく、反応が鈍い、髪が黒くしっとりしている、目や鼻や耳が大きい、これらもカパの体質として特徴的です。
先日アーユルヴェーダを専門としているセラピストさんに状態を見てもらったところ、「ピッタが強くなっていますよ」と言われました。
元々はゆっくりしている性質なのに、ストレスフルになるとどんどん活動的になり、緊張が強まっていくのが私の体調を崩すパターンのようです。

このようにアーユルヴェーダの見方で自分を見てみると、本当にそうだなと思います。
特に大学院生活ではとても忙しく息をつく間もなくて、最後の方には少々燃え尽きのようになってしまっていたのですが、私にとっては許容範囲をオーバーしていたのでしょうね。
現在は仕事の他やることの量を減らし、体調も安定してきたのですが、自分自身とも周囲の人とも調和がとれるちょうどいいペースを少しずつ掴んでいきたいな、と思っているところです。
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by ramram-yoga | 2016-07-06 09:30 | | Comments(0)
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