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精神科の薬がわかる本
「精神科の薬がわかる本」 姫井昭男著

最近医療系の勉強が全然追いついていないと感じていた矢先、先日(12月7、8日)に開催された日本心療内科学会学術大会会場の書籍コーナーにタイムリーな本がいろいろと並んでおり、購入した数冊のうちの一冊がこちらの本。
買った日の晩ホテルでなかなか寝付けなかったので、一気に読み終えてしまいました。

色々な学会にて症例発表を聞いていると感じるのですが、やはりどうしても、“自分の専門”という色メガネを通して患者さんを見てしまうということが、あるような気がしています。
例えば、私たちのような人の心理に焦点を当てるようなことをやっていると、患者さんが良くなると、「それは精神的に安定したから良くなったのだ」と、短絡的に捉えてしまう危険性があります。
実は、その患者さんの変化は、服薬内容の変化が大きく影響していたのかもしれません。
しかし、これは意外とよくあることなのだと思うのです。

その意味では、治療や療法の効果というのを、ニュートラルな視点から見る、ということは、実はとても難しいことだとも、思うのです。
個人に起こってくる問題の原因を、心理学者は心理的要因に、社会学者は社会的要因に、科学者は器質的要因に求めようと、やはりしてしまいがちだと思います。

そのような状況の中でとかく心理の専門職は、患者さんが何の薬を服薬し、それにはどのような効果があってどのような副作用があるのかを、ともすれば軽く見てしまう危険性が無きにしもあらず(自分への戒めをこめて)。

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この本は、精神科の薬について、専門外の人が読んでも分かるように、とても丁寧に書かれています。
読んで改めて感じたことは、薬というのはやはり副作用がとても多いのだなということ。
そして、作用機序が明らかになっているお薬の方がむしろ稀で、出されたものを何の疑問も無くホイホイ飲むという危機感の無い受動的な姿勢は、少し危険だとも思いました。
・・・ということも含め、非常に勉強になりました。






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by ramram-yoga | 2013-12-14 16:41 |
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