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アドラー心理学基礎講座理論編(後半)印象記
前回に引き続き、11月30日(土)・12月1日(日)の2日間は、アドラー心理学基礎講座理論編の後半を受講しました。
復習がてら、まとめてみたいと思います。
アドラー心理学は以下の図のように、理論・思想・技法の3本柱から成り立っており、理論については基礎理論・人格理論という下位項目から成り立っています。

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【アドラー心理学】
1.理論
   基礎理論(
前回学習した部分)
   人格理論
     ・ライフスタイルの概念★1
     ・ライフスタイルの発達★2
     ・ライフスタイルの診断
2.思想★3
3.技法
↑★マークのついている部分が、今回の後半で学んだ項目。
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【★1:ライフスタイル(LIFE STYLE)の概念】
ライフスタイルとは、普段私たちが使っている“生活様式”といったような意味合いではなく、アドラー心理学独自の学術用語。
ライフスタイルとは・・・
『個人が主体性のもとに毎日を暮らしている中に表れ出ている冗長性(その人特有の傾向)』
また、『人生全体の相対的マイナスから相対的プラスへ向かうための論理』である。
つまり、人にはそれぞれ決まった思考パターンというものがあり、普段は省エネのために無意識的にその思考過程を選択し、判断→行為を行なっている。
そのパターンがライフスタイルである、ということ。
分かりやすく言えば金太郎飴みたいなもの(笑)。
金太郎飴のどこを切っても同じ絵が出てくるように、その人が対処行動を起こすとき、時と場合が違っても思考・行動にはある一定のパターンがある。
“性格”とも“人格”とも似ているが、前者は遺伝によるもの、後者は環境によるものというイメージが強いため、アドラーは“ライフスタイル”という言葉を使ったのだそう。

【★2:ライフスタイルの発達】
アドラー心理学における発達理論で、一番ポイントであるのが“劣等性”そしてその劣等性から生じる“劣等感”である。
『劣等性』とは、客観的に見て不利な状態のことを言う。
例えば、“器官劣等性”とは、肢体不自由や大きな病気など、子どもの精神発達上影響を及ぼす要因のことである。
また、アドラーの時代は女性に社会的な権利が与えられていなかったことから、女性であることも社会的な劣等性があった。
『劣等感』とは、劣等性から生じる主観的な感情。
そして、人間は誰でもなんらかの劣等感を持ち、その劣等感を補償するための対処行動をする。
その対処行動には大きくわけて2種類ある。
ひとつは劣等感の元となっている“劣等性”そのものを強化しようとすること(例:走るのが遅いので、速く走れるような練習をする)、二つ目は劣等性以外の部分を強化しようとすること(例:手が不器用なので、その代わりに知識を豊富に蓄え、博識さで不器用さをカバーしようとする)。

【★3:思想】
ほとんどの臨床心理学の体系には価値観がないが、アドラー心理学は『共同体感覚』という価値観(=思想)を持ち合わせている。
『共同体感覚』とは、“自分はある共同体に属していて、その共同体に対して貢献しているという感覚(貢献感)を持っている状態。
“自分だけがよければいい”のではなく、みんなの幸せを考え、行動していくという方向性を打ち出し、そういった共同体感覚を持った人が精神的に健康であり、そのような状態を目指してべきであるとアドラーは考えた。


さて、以上、少々消化不良気味の内容を、現在自分の理解したようにまとめてみました。
それぞれの概念は、その概念が出来た時代背景もあり、アドラーが当時どのような考えのもとにこれらの理論を作っていったのかを丁寧に学ぶことができたのは、とてもいい勉強になりました。

最後に、印象に残ったのは、「生きていくのにアドラー心理学はだけでは絶対に足りません。宗教が必要です。」という先生のお言葉でした。
日々の生活を送る上で、周囲の人たちと調和して幸せに過ごしていくための具体的な方法論を教えてくれるアドラー心理学。
それプラス、人知を超えた大いなる存在を感じ、畏敬の念を持つといった宗教的な感覚が必要だということです(「どの宗教がいい」といった問題ではなく)。

密度の濃い、非常に学びの多い4日間でした。
頭が・・・パンパンです・・・。




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by ramram-yoga | 2013-12-04 12:13 | 心理学とヨーガ
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