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ホーリー・マザーの生涯
a0118928_1075035.jpg『ホーリー・マザーの生涯』
~現代インドの聖女サーラダー・デーヴィーの生涯~
スワーミー・ニキラーナンダ著
日本ヴェーダンタ協会


インドの聖者ラーマクリシュナの奥様であり、ホーリー・マザーの名で知られている聖女サーラダー・デーヴィーの生涯が綴られた伝記です。
インドにおいて男性の伝記はよくありますが、女性について書かれた伝記は少ないのではないのでしょうか。

読み進めるうちに、ホーリー・マザーはその呼び名から連想されるようなイメージとは違い、身体的・精神的・金銭的な苦悩と常に共にあり、非常に質素で目立たない人生を送られたのだということがわかってきました。

中でも特に印象深かったのは、人生の多くの時間を夫であるラーマクリシュナやその弟子たちに捧げる料理を作るために費やされたということでした。
身近な人を思いやり、身の回りの世話をし、食事を用意し、そして失敗や過ちをおかしてしまっても、どこまでも母のような愛で受容したホーリー・マザー。

ラーマクリシュナは、男性は全ての女性を自分の母とみることで、女性は全ての男性を自分の子とみることで、男女間に生じる欲情から解放されると言いました。

また、先日受講した心理学の講座で、男性は危機に瀕した時“戦うか逃げるか(FIGHT or FLIGHT)”という反応をするのに対し、女性は自分より弱いものを守ったり他人と仲良くしようとしたりする(TEND or BEFRIEND)ということです。
女性は本能的に、他人を世話し調和を重んじる行動をとるようにできていて、そうすることで歓びを感じるようにできているのかもしれません。

そのようなことから、日常の家庭生活を営むための雑事をしながら深い信仰を守り通し、霊的な成長を遂げたホーリーマザーの生き方というのは、私には女性ならではの道のように思えました。

女性としての生き方について、いろいろと考えさせられた一冊でもありました。
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by ramram-yoga | 2013-04-24 16:00 | | Comments(0)
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