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高所トレーニング
5月のチベット聖地巡礼に向けて、先日東京の低酸素施設ミウラドルフィンズへ高所トレーニングに行ってきました。
今回、標高6000m近い高所にまで行く予定なので、その前に一度身体を慣らし高山病にそなえる為です。

トレーニングでは低酸素室に入り、運動や睡眠などをして自分の身体の変化を調べます。
酸欠がひどくなると高山病になってしまうので、そこで予防策として身に付けておくよう薦められたのが呼吸法。
走って息が上がるときのような呼吸をすると、すぐに体内の血中酸素濃度が上がっていきます。
しかし特に呼吸法をしないでいても、1時間もすれば身体は順応して血中酸素濃度もあがってきました。
人間の身体ってすごいな、と、改めて思いました。

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聞くところによると人間は、5000mを超す高所に永住することは不可能なのだそうです。
言ってみれば、滞在すればするほど衰弱して死に近づいていく領域。

そこにどんな世界が待っているのでしょうか、そしてそこでどんな自分が見えてくるのでしょうか。

人気もなく、店もなく、水道も電気も何もなく不便極まりない、そして厳しい寒さ、薄い空気に加え、沢山の獰猛な野犬や熊がいるヒマラヤ山中に入っていくということは、つまり死ととなり合わせということ。
そんな過酷な状況にあえて自分の身を置き、真理を獲得するため修行をされてきた歴代のヨーガ行者方は、きっとこの世のどんな楽しみをも上回る甘露を、その内に見出していたのだと想像します。

そんな場所に、今回巡礼するご縁をいただけたことは、本当にありがたく幸せなことだと思います。

5月に入って、もう一度高所トレーニングをしに行く予定です。


(写真は、インド側から見たヒマラヤ山脈。)


sachie
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by ramram-yoga | 2010-04-13 22:11 | チベット聖地巡礼2010
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