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![]() 今日、ヨーガ仲間が師匠と共に、チベット巡礼・修行の旅へと出発しました。 2年前のちょうど今ごろ、私もチベットに行かせていただきました(チベット聖地巡礼2010)。 突き抜けるような青空、どこまでも続く大地。 乾いた空気、吹き付ける風。 標高4000mを超える場所にも、人が住んでいました。 旅をしながら、まだ星が出ている空の下テントを抜け出して始まる毎日。今は亡きスワミ・ヨーゲシヴァラナンダ大師様の存在を感じながらの瞑想や護摩供養では、何度も何度も歓喜の涙が溢れていきました。 わたしがあまりにもいつも泣いていたので、同行者のYさんには「あんたは泣き虫ね」とまで言われてしまいました(笑) 聖なる湖マナサロワールではもはや、生と死の境界が無くなってしまったような感覚にさえなりました。 大好きだった、祖母の存在をはっきりと感じました。 そして、まだ生まれてもいない、お腹に宿ってもいない自分の子どものことを、祈りました。 チベットから帰ってからすぐ、お腹に宿った息子も、もうすぐ1歳になります。 名前は、いつも大きな視点から物事を見る人になるように・・・という思いを込めました。 それとあわせて、カイラス山のイメージを、漢字に込めました。 自分があの地にいたとは、今となっては夢か現実かよくわからないほど、非日常的な体験でした。 そんな体験を心に刻み、今こうして世俗での生活を送らせていただいていることに感謝しています。 目の前にある環境が今の自分にとって最善である、と思えること。 与えられた義務に最善を尽くすことこそ、理想に近づく手段であると確信できること。 今回の巡礼と修行が、素晴らしいものになりますように・・・。 (上の写真は、カイラス山。チベット語ではカンリンポチェ、日本語では須弥山) sachie
最近読んだ(または今読んでいる途中の)本をメモがてら。
「新世代の認知行動療法」 熊野宏明著 この春に出版された熊野先生の新著。 最近マスメディアでも大注目の認知行動療法の流れが、この本を読むとよく分かる。 けれども、専門書なので難しく、あまり理解できないのでちょっと落ち込む。 でも、臨床心理が専門の方も「難しい」と仰っていたので、ちょっとホッとする(笑) 似たような内容で分かりやすく、同じく熊野先生のご著書で「マインドフルネスそしてACTへ」という本があるそうなので購入したが、まだ手をつけられておらず。 「トラウマをヨーガで克服する」 デイヴィット・エマーソン、エリザベス・ホッパー アメリカ・ボストンに、PTSDなどトラウマを抱える人たちが通うトラウマ・センターがあり、そこで取り入れられているヨーガ・プログラムを担当している先生らによる著書。 また、トラウマ・ケアにおける権威であるヴァン・デア・コーク先生もこのプログラムに大いに関わっている。 この本では主に、トラウマを抱えた人たちにとって身体感覚を取り戻すことがいかに大切か、またいかに慎重に行わなわれなければならないか、そしてそれらにヨーガが最適であることや具体的なアプローチ法が詳しく書かれている。 その点ではとても貴重な一冊。 一方で、スピリチュアルな問題をどう扱うかにはあまり触れられておらず。 つい先日、ヨーガセラピスト仲間のきむらまみさんが実際にボストンのトラウマ・センターに視察に行かれているので、いろいろお話を聞かせていただけそう。 「アドラーの思い出」 G・J・マナスター他 アドラー心理学を学ぶ者必読の本とのことで図書館で借りて読んでいる。 アドラー心理学(個人心理学)の創始者アルフレッド・アドラーにまつわるエピソードが、アドラーと交友のあった人から集められ編集された本である。 優秀な医者でありカウンセラーであり、人間への愛にあふれ、ユーモアがあり・・・。 アドラーという人がとっても魅力的な人物だということが分かり、ますますアドラー心理学に親近感がわいてきている今日このごろ。 「最高をめざして」 スワミ・ヴィラジャーナンダ ラーマ・クリシュナ・ミッションの当時の長スワミ・ヴィラジャーナンダ師の法話がまとめられたヨギ・ヨギーニのための本。 ・・・ここに述べられている助言の主要な価値は、実践上のヒントと、内に霊的衝動がめざめた結果何らかの形の直接の自覚を渇望しているのだが、世俗の生活のさまざまの障害、誘惑や落とし穴、激流、失敗および失望などと戦って心細く感じたり、さもなければ成功への希望を失ったりしているような人々に、それらが与えるインスピレイションにある。(本文より) 自分はなんのために生きているのか、どこに向かうべきなのかを問いつつ、このタイミングでこの本に出合えてよかったと、心から思う一冊。 最近子どもが活発でなかなかゆっくり本を開く時間が無く、隙間時間に詰め込んでいるので一向に進まずです。 心理学やヨーガ療法の勉強も遅々としていて、特に大学の授業はアップアップの状態。 ですが、「こんな時期もすぐに終わり、子どもが小学校に行き始めるとものすごく自由度が上がりますよ!」と、子育ての先輩から助言をいただき、やはり今を思いっきり楽しもう、と、思い直したのでした。 sachie
昨日は、タイより来日されたアーチャン・光男・カウェサコー師のヴィパッサナー瞑想会がヨーガニケタン関西支部で行われ、参加させていただきました。
ヴィパッサナーとは、日本語で言うなら「注意深くありのままを見る」こと。 師は、「なぜ瞑想が必要なのか?」についてから、話を始められました。 **************この世界に生きていればかならず、うまくいかないことがある。 どんなにお金持ちでも、傍目から成功して何も不足のないように見える人にも、その人なりの苦しみがある。 では、なぜ苦しみがあるのか。 それは、自分が自分のことを正しく理解していないからである。 瞑想とは、自分を正しく理解する方法である。 そのためにはまず、自分に起こってくることをあるがままに見ること。 ************** そして、「起こってくることをあるがままを見る」ための瞑想法の手ほどきを、いくつか受けました。 一番心に残ったのは、歩く瞑想でした。 みんなで一列になってゆっくりと歩き、その時生じてくる感覚や感じに意識を向けていきます。 私自身もヨーガで、ありのままを見るということはいつも行っているつもりでしたが、意外といろいろ判断を下してしまいありのままを受け止めていない自分を発見。 チラシに載っていたアーチャン師の写真をひと目見た時から強く惹かれ、本当に楽しみにしていた瞑想会でした。 瞑想会には約100人の参加者の方がおられ、その聴衆の前に姿を現されたアーチャン師でしたが、はじめのうちは目を向けることができないほど、師のかもし出すオーラのようなものに圧倒されてしまいました。 終了後、ご挨拶するため傍に行きましたが、優しい優しいまなざしの奥に、底知れない深さを感じ、修行というのはやはり世俗に生きるわたし達には計り知れないほど厳しいものなのだなと思いました。 お会いできたことに心より感謝。写真は、アーチャン師と、母、息子と。 sachie
一、父母はその子供のおのずからなる敬愛の的であることを本義とする。
二、家庭は人間教育の素地である。 子供の正しい徳性とよい習慣を養うことが、学校に入れる前の大切な問題である。 三、父母はその子供の為に、学校に限らず、良き師・良き友を択(えら)んで、これに就けることを心掛けねばならぬ。 四、父母は随時祖宗(そそう)の祭を行い、子供に永遠の生命に参ずることを知らせる心掛けが大切である。 五、父母は物質的・功利的な欲望や成功の話に過度の関心を示さず、親戚交友の陰口を慎み、淡々(たんたん)として、専(もっぱ)ら平和と勤勉の家風を作らねばならぬ。 六、父母は子供の持つ諸種の能力に注意し、特にその隠れた特質を発見し、啓発(けいはつ)することに努めねばならぬ。 七、人生万事、喜怒哀楽の中に存する。 父母は常に家庭に在って最も感情の陶冶(とうや)を重んぜねばならぬ。 『安岡正篤一日一言』より(致知出版社刊) ************* 息子は初節句を迎えました。親としての自分について考えた時に、本当に足りないところだらけだなぁと、つくづく思います。 先日受講したアドラー心理学の講座で、先生がおっしゃっていました。 「人には皆、幸せになるポテンシャルがあります。 だから、別に完璧な親じゃなくていいんですよ。 そこそこの親の元で、子どもは幸せに育っていくんです。」 これを聞いて、少し肩の荷が下りたような気がしました。 ただ、精一杯親としての努力はしていこう。 小さい子どもにとって親は世界であり、すべてなのだから・・・。 安岡先生の言葉、特に五番と七番が心に響きました。 sachie
先週の土・日は、アドラーギルドの主催するアドラー心理学基礎講座応用編の後半を受講してきました。
今回は、日常生活の中で葛藤を感じた時のことをフォーカスして解決に向けて段階的にアプローチしていく「葛藤解決技法」、そしてあるコミュニティの中で調和をとりながらみんなの意見をまとめていく「多数派工作」の技法を、ワークを通して学びました。 どちらの技法も、とても具体的でシンプル(もちろん、実際行うには熟練が必要ですが)。 特に、葛藤場面のエピソードやその時感じた感情を同定する作業は、認知行動療法にも似ていました。 基礎講座応用編、とっても面白かったです(子どもを預けておもいっきり勉強できた開放感も良かったです・笑)。 ちょっとずつ、アドラー心理学のことがわかってきましたが、アドラー心理学はとにかく現実的で、実生活でたちまち役に立つところがいいです。 今回の学びが、ヨーガを深く理解することにつながっていけばいいなぁと思います。 **************** 心理学の勉強をはじめて感じたことは、臨床心理学とはやはりすごいなぁということでした。実際に困っている人、心を病んでいる人に対するアプローチ法としては、やはり臨床で発展してきただけあって、しっかりできあがったものがあります。 それに対してヨーガ療法は、もともとは修行者が解脱のために行う修行体系であるヨーガが元となっているため、まだ療法としての歴史は浅く、一般の人々が日常生活を送る上で出会う困難に対処するための技法(特にカウンセリング技法)は発展途上にあって、もっと具体的に確立される必要がありそうです。 だから、ヨーガ療法学会理事長の木村先生がおっしゃるように、ヨーガ療法が発展していくためには臨床心理に学ぶ必要があるのでしょう。 そうすることで、これからもヨーガの智慧が、ひとりでも多くの人の困難や悩みを照らすことができますように・・・。 sachie
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